カポネ 人と時代 殺戮と絶望のシカゴ篇
カポネ 人と時代 殺戮と絶望のシカゴ篇 / 感想・レビュー
橘未定
禁酒法時代のアメリカを駆け抜けた一人の偉人、その哀しい末期。エリオット・ネスの没落とその最期。一つの時代の終焉を書ききった名著。紛う事なき歴史そのもの。
2009/11/20
蝉、ミーン ミーン 眠ス
望んだ平穏を得るための代償の大きさは因果応報というべきなのだろうが、栄華は失われても家族に囲まれ穏やかに死にゆく姿には不幸の匂いを感じ通ることはできなかった。アル・カポネの真実の一端に触れた新たな魅力を知ることができる読み応えのある濃密なノンフィクション作品。
2018/11/11
タケゾウ
アル・カボネの生涯を、 ニューヨーク(生誕から勃興まで)と、 シカゴ編(衰退期から収監まで)に分けたシリーズ。 最後は脱税というあっけない容疑で逮捕され、 収監されたアルカトラズでは、名前ではなく番号でよばれる生活。 ギャング界に一時代を築いた男の没落の過程とその最後が描かれる。
2023/11/05
とーさん
映画アンタッチャブルでは描かれない真実。ケビン・コスナー演じるエリオット・ネスの末路。そして、デ・ニーロのカポネも華やかな時代を経て、あんな悲惨な末路を迎えるとは。只、カポネファミリーの家族愛の深さが救いであった。
2013/03/16
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