KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

新訳決定版 ファウスト 第ニ部

新訳決定版 ファウスト 第ニ部

新訳決定版 ファウスト 第ニ部

作家
ゲーテ
山本容子
池内紀
出版社
集英社
発売日
2000-01-21
ISBN
9784087733167
amazonで購入する

新訳決定版 ファウスト 第ニ部 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ポテンヒット

第一部の続きかと思いきや、がらりと状況が変わっていた。読み進めるとギリシャ神話の面々が続々と出てきて、ファウストどこ行った?となるが、ファウストも人が変わったように強欲になり、第一部で部屋で鬱々としていた頃に比べると、あんた変わっちまったな…と一抹の寂しさを覚えた。ファウストを通して人間の飽くなき欲望や空しさ、そして一生の儚さを物語っているようだ。ゲーテの人生観を含めた創作の集大成でもあるのかな。

2023/09/08

zakuro

第一部を読んで、チョロいと思ったら第二部は苦労した。解説読んだら学者でも難解とのことで納得。メフィストが紙幣を提案するところは爆笑したが、実際フランスであった事件がもとにあるのね。ゲーテさん、あなたは詩人です、小説家ではありませんね。詩を解するまでに至ってないってことがよくわかりました汗。誰もナイスくれないだろうなあ。

2015/09/16

どら猫さとっち

ドイツ文学者による新訳に、山本容子の版画で蘇った古典名作のひとつ。マルガレーテの恋は悲劇に終わり、宇宙の諸空間を遍歴するファウスト。彼の行きつくところは?そして救済はあるのか。ちなみに最後の場面は、マーラーの交響曲「千人の交響曲」の歌詞に用いられ、感動的なフィナーレを彩る。これは壮大なエンタテインメントであり、哲学でもある。

2018/10/30

はら

錬金術も神話にも明るくないのでもうただひたすら文字を読んだという感じ。いつか読み返すかもしれないけど、どうだろう…。視覚的には楽しめるシーンも多くて、時よとどまれ〜埋葬のあたりは派手で面白かった。

2017/01/04

ELW

 ゲーテのもつギリシア神話の知識はどこから得られたのだろう。恋人と時空を超えた遍歴パターンはどうして愛されるのだろう。何故、善良な老夫婦の平穏をゲーテはファウストに破壊させたのだろう。マーラーの8番以来の懸案が終わった。

2015/05/22

感想・レビューをもっと見る