ある夜、クラブで
ある夜、クラブで / 感想・レビュー
tom
青柳いずみこの「六本指のゴルトベルク」で紹介されている本。元ジャズピアニスト。自分のスタイルに自信が持てずに、ピアノを弾くことをやめてしまった男が主人公。それから10年も20年も過ぎて、今はボイラーの技術者をしている。ある日、仕事で地方に行く。仕事を終えてクラブに行くが、そこで演奏されていたのは、彼のスタイルのピアノだった。そして、過去の記憶がよみがえり、ピアノの前に座ってしまう。ここから始まるデュエットと恋愛(残酷)の物語。演奏風景がとてもよろしい音楽小説。こんな風に弾けたらと思ってしまう。
2020/11/12
nranjen
カヴァーといい、デビーといい、やられた。
2017/06/04
しのまっと
たまに、この小説でみた風景がでてくる。頭の中に。 どんな話だったか憶えてないけど。 この小説の風景か曖昧だし。
2011/04/16
Mai
美しいといったら美しいのかもしれない。 大人の恋愛小説と言ったらそうなのかもしれない。 が、あまりにも純粋で、そして残酷。
2017/03/22
ありさと
元ジャズ・ピアニストのシモンはたまたま立ち寄ったジャズ・クラブのオーナーで歌手のデビーと恋に落ちる。あらすじなんて書くと陳腐にしかならないのだがとにかくジャズの描写と偶然と心情と扱いが素晴らしくて、なん度でも読み返したい。
2018/04/04
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