王様と私
王様と私 / 感想・レビュー
sheemer
ルチアーノ・パヴァロッティの広報担当・後にマネージャーとなったハーバート・ブレスリンによるパヴァロッティの評伝である。彼がいかにブリリアントな歌手であったか。クラシック音楽界がの広報活動に著者のようなプロモータータイプのマネージャーがおよぼした影響、パヴァロッティの周辺の音楽家についての歯に衣着せぬ論評等ででき上がった本。
2019/03/12
sasha
いくら「パバロッティ」の名前が発音にしくいからって、マフィアの大ボスと同じ「ラッキー・ルチアーノ」って呼ぶなよ、アメリカ人。36年に渡ってパバロッティのマネージャーを務めた著者が描く素顔のパバロッティは、とっても面倒臭いお人だ。それでも憎めないのは人柄なのかな。別れた奥さんが「彼は3歳で成長が止まっているのよ」と言っていたが、本当にそうなのかもしれない。ただし、体はそれにあらず。オペラというビジネスの裏側や、他の歌手への辛辣な批評もあり面白かった。
2013/10/03
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