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スキヤキ

スキヤキ

スキヤキ

作家
いとうせいこう
出版社
集英社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784087741575
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スキヤキ / 感想・レビュー

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anco

スキヤキストことスキヤキをこよなく愛する人たちが、共に各所でおいしいスキヤキを食らうエッセイ集。いとうせいこうさんのまるで哲学のようにも思えるスキヤキ愛、スキヤキを食すというひとつの題材でここまで表現できる才能にほれぼれしました。スキヤキが食べたいです。

2016/09/29

岡本匠

ある日スキヤキストとなった作者は各地のスキヤキを食べ歩く。その行為が時にカフカの小説と重ね合わされ、グレゴール・ザムザや測量士K、カール・ロスマンが突然登場してくる。とは言え、基本は皆でスキヤキを食べながら、無駄話をするといった本ではあるのだけれど。阪神淡路大震災直後の神戸にスキヤキを食べに行く話がラストに添えられているところがいとうせいこうらしくとてもお気に入りの一冊。文庫化はされていないのが少し残念。

2017/11/19

hirayama46

Sこといとうせいこうがスキヤキストとして、独自の文化として成立しているスキヤキというものの存在に迫った一冊。ぼくは千葉県民なので家のスキヤキは当然関東風なのですが、これを読むと一度関西風を試したくなりますね。肉に直接醤油と砂糖をかけるというスタイル、非常にプリミティブに思えます。/当時30代だったいとうせいこうの若かりし写真も多く載っていて、90年代……としみじみしてしまいました。ゲストの綾辻行人と宮部みゆきも写真あり。これまた若々しい。

2017/10/21

Hikari Sakai

★★★★1995年に発刊された、いとうせいこう他3人のスキヤキストの美味しいスキヤキ探しの旅。ヨダレ無くして読めない!関西、関東の味の違いや、様々な名店を食べ歩き、ユーモア溢れる表現でその味を伝えてくれる。神戸の「大井」、京都の「いろは」、そして神田の「いし橋」には是非行ってみたいと思いながら、まずは広島庶民の老舗、「肉のマスイ」に行ってみようと思った。

2016/03/12

miki

ある意味読むのが辛かったです。最初から最後までスキヤキの話し。読んでるとスキヤキが食べたくなる!美味しいスキヤキが食べたい!私の地元のお店も載っていて嬉しくなり更に食べたくなりました。これを読むと必ずスキヤキが食べたくなるはずです。

2013/12/20

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