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月曜日の水玉模様

月曜日の水玉模様

月曜日の水玉模様

作家
加納朋子
出版社
集英社
発売日
1998-09-25
ISBN
9784087742145
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月曜日の水玉模様 / 感想・レビュー

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kazu@十五夜読書会

身近に起こる不思議な事件を解明する連作短篇ミステリー。電車通勤の陶子が、満員電車の中で何時も座り居眠りしながらも途中の駅で降りて行く萩を、マークして空席を当てにし約15分の柔らかなシートで睡眠を得る機会を狙っていたが、ある日から同じ駅まで降りなくなり不満を持っていた。陶子の上司の秘密の依頼で、《触るな危険。爆発するぞ》と社長の張り紙の有る金庫を、ひょんなことから雇った萩と、自分の会社に忍び込み開ける事になる。月曜から日曜のタイトルで陶子と萩で日常の謎を解き明かしていく温かいほのぼのとした読後感作品。

2013/06/09

nyanco

私も電車やカフェで人間観察をするのが結構好きだけど、陶子さんの観察眼は凄過ぎ!おまけにその観察から導き出される推理力も!ちょっと凄過ぎて一般人にはついて行けない感もあり。ボサ~~っとした広海くんがリサーチ会社の社員というのがしっくりこないけど、陶子さんとタッグを組ませるならこのくらいの方がいいのかな。謎解きにやや唐突感があるのがやや難。陶子さん、OLなんてやっていないで探偵かリサーチ会社作っちゃえばいいのに…。各章のタイトルの頭文字をつなげると…という小粋な演出は流石!

2010/08/30

takaC

結局、陶子の会社(五十嵐の会社)が何をしている会社で陶子が何の仕事をしているのか殆ど分からなかった。何かのメーカーらしいが??

2011/09/11

いちろく

紹介していただいた本。同著者の「レインレイン・ボウ」にも登場する陶子さんが主人公の物語。作品間の繋がりに気がつかずコメントを頂き、再読。気がつく人にはコッソリ楽しんで貰えるような仕掛けは好みですが、気がつかないと正直悔しいですね。特に、関連する本を既読の場合。内容に関しては、初読時同様、非日常は日常の中に常にあるけれど、気がつくか気がつかないかの違いかもしれない、と感じさせる短編集でした。通勤中、同じ時間に同じ場所で出逢う人、確かにいます。

2017/01/11

anne@灯れ松明の火

『七人の敵がいる』の感想欄で、姉妹編があることを知り、早速蔵書検索。2冊まとめてゲット! 読書メーターって、ホントにありがたい(^.^) ただ、こちらでは、『七人……』の陽子さんはまだ登場しない。高校時代のソフト部仲間の陶子さんが主役。鋭い観察力と推理力で、日常の謎を解いていく姿は颯爽としていて、小気味いい。だが、『七人…』同様、「木曜日の迷子案内」は切なくて、胸が痛くなった……。萩さんとの関係も気になる。続編にあたるという『レインレイン・ボウ』が楽しみ♪

2011/08/14

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