東京シック・ブルース
東京シック・ブルース / 感想・レビュー
kishikan
「草の葉に置いだ一しずくの露の中にはね、無数の微生物が生息しているんだよ- とすれば、暗い暗い沼の中には、いったいどれほどの微生物がいるのだ、と僕は考えた。沼全体の水は無数のしずくから成っているのだろう。ならその数は「無数×無数」となる。無数の二乗だ。無数の二乗はやはり無数だろうが、こっちの無数は筋金入りの無数だ。」いいなぁこの表現!この物語は60年代後半の東京の学生生活を描いたもの。携帯もPCもTwitterもFacebookもない頃のマイナーな学生の話だ。でもでも、芦原さんのこの物語は心を打つ。名作!
2013/08/21
ジュヌビエーヴ
主人公が通う大学の生物の教授の、お母さんを語るシーンが大好きです。優しくて大きな愛に満ちています。この文章を読めただけでも、この本を読んで良かったと思えます。
cxphajime
ヨーチンに会いたいな、権藤もいい、向井さんもいい。読んでて芦原すなおさんて優しい人なんだろうな。青春時代青い時代・・・・いいな
2013/04/24
マー!
ある意味良い時代だなあと思う。携帯がなくてもなんとか出会えるもんだったよね…
2013/03/14
ぽるる
ブクオ
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