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モノ欲しい女

モノ欲しい女

モノ欲しい女

作家
酒井順子
出版社
集英社
発売日
1997-01-24
ISBN
9784087742411
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モノ欲しい女 / 感想・レビュー

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青蓮

ビューラー、紙袋、ブラジャー、手帳、携帯電話など、「物」についてのエッセイ。酒井さんの「物」への鋭い考察力が光ります。絵はがきは私もかつて集めていたもので、非常に共感を覚えました。あとがきの、物はやがてゴミになる、という話が当たり前だけれども、何だか妙に感心してしまいました。私も一体どれだけの物を買い、捨ててきたのか、それを思うとちょっと恐ろしい。それでも物を買わずにはいられない。ならば、精々大切に使おうと思うのでした。

2013/08/30

tae

ちょっと思っていた内容と違いましたね。もっと物欲が強くて、個々の物の比較などを書いているのかと思いましたが・・・それだと、本にならないか・・・。「針」の章で、気にくわない相手の靴などに、そっと針を入れるって・・・そんな怖い事したことないです。「ぬいぐるみ」の章で、「ぬいぐるみを部屋に捨てれずにいる女の子は、ちょっとダサくてモテる」と言うのは、あるあると思いました。

2015/03/14

ぴよっ子@読書停滞中

初作家さん。日常の当たり前に存在するものに対してよくここまで思えるなぁと感心するとともにわかるわかると頷ける部分も多い。しかしゴム手袋の話はただ読んでいるだけでも作者さんのゴム手に対する真剣さというか切実さがひしひしと伝わってきました。おもしろかった。

2011/07/30

しげ

ぬいぐるみ、ブラジャー、手帳、ガムテープ…さまざまな「モノ」をテーマにしたエッセイ。笑いながら読みました。文章から垣間見える(というか丸見え状態となっている)酒井さんのグータラ感や、しょーもないところへのこだわりに身に覚えがありすぎて辛い…。食器を洗うときにゴム手袋を使ってみたくなりました。

2011/11/15

しろいるか

酒井さんってすごくぐうたらな人だなあということを感じる。一人暮らしなんかして大丈夫なのかしら?と思わされる。でも、思わずあるある・・と唸ってしまうところばかり。人が思っていてもなかなか言葉に出して言わないことを鋭く斬る、感じが好きです。

2006/01/21

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