KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

シュガーレス・ラヴ

シュガーレス・ラヴ

シュガーレス・ラヴ

作家
山本文緒
出版社
集英社
発売日
1997-05-01
ISBN
9784087742688
amazonで購入する

シュガーレス・ラヴ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mami

病に絡めた恋愛小説なんて初めて読んだ。決して悲しい結末ばかりではないのに、どれも女の心根に迫るような感覚でひりひり。男も女もみな愛を求めて生きている。

2016/08/16

たま

20年ほど前のお話だが、女性の病気や心理は今と変わらない。「ばにらさま」と比べるとネット環境が進んだ分、孤独が今のほうが複雑化してるなぁと思った。

2021/12/03

星落秋風五丈原

骨粗しょう症、アトピー性皮膚炎、便秘症に生理痛。ストレスフルな生活に蝕まれながらもそれに立ち向かい再生する女性を描いた短編集。「ねむらぬテレフォン-睡眠傷害」寝付きはいいのに2、3時間ですぐ目が覚めてその後はどうにも眠れない。彼女を安眠から遠ざけるのは日常におけるストレスの積み重ね。結婚のめどがたたない、お互い実家暮らしの恋人とはワンパターンに陥った外デートだけの関係で、それでも多忙な彼からの呼びだしを待ちわび携帯電話を手に彼女は帰宅もせず夜の町を放浪する。そんな良い子の自分がやがて自身を追い詰めてゆく。

1997/06/07

ジュリアンヌ

死ぬほどではないけど、じわじわとむしばまれるような病気とその病気にかかった女性たちの話。すっきり解決回復へと向かってゆくお話が多くて読んでて爽やかな気分になりました。「鑑賞用美人」、「ねむらぬテレフォン」、「夏の空色」、「過剰愛情失調症」、「シュガーレス・ラヴ」が好きでした。

2016/02/23

You

わかるような気がするものもあればまるでわからんものもあり。自身が同じ疾患を患っていたらわかるのか…?いやどうだろう。まあ同じ疾患を持つ人は試しに読んでみたらよいと思う。得るものがあるかないかはわからないが。私自身もあまり人には言い難い疾患があると言えばあるし、それをテーマに短編書かれてたらちょっと読んでみたいとは思う。残念ながら本作にはほとんどなかったと言えるが。どの話も物語が進むにつれ「エッ!?そっち?」みたいな展開が織り込まれているので、ちょっとした目覚ましにはなる。

2018/02/23

感想・レビューをもっと見る