総督と呼ばれた男
総督と呼ばれた男 / 感想・レビュー
Yoshihiko Nakade
「昭南島に蘭ありや」と同じように、第二次世界大戦当時のシンガポールを舞台に、日本人孤児がやがてシンガポールの裏の世界を仕切って、総督と呼ばれるまでを描いた作品。 こちらは結構、血なまぐさい部分が多いが、「蘭ありや」に出てくる人物と同じような登場人物も出ていて、なんだかちょっと嬉しい部分もある。 「蘭ありや」もそうだったが、この時代のシンガポール、マレー半島には関心があり、そこにスポットを当てているこの作品を興味深く読ませてもらった・・・そして、まだまだ知りたくなった。
2014/11/06
ちゃま坊
戦前戦中のシンガポールを舞台に日本人の波乱万丈の物語。アメリカのギャング映画を見ているような痛快な気分になれる。ハリマオも出てきた。★★★
2016/03/19
tai65
星4つ
2015/06/26
キクチ
読書メーターの中で、なんと4人しか読んでない!?ものすごい分厚いからなのか、それとも佐々木譲はやっぱり警察小説!という先入観があるからなのか・・・久しぶりに本格ハードボイルド小説を読んだ気がします。お腹いっぱいです。僕はとても満足しました。たまにはハードなのもいいですね。とても面白かった!
2011/06/16
サイダニ ウメタロウ
シンガポールで日本人街を仕切り総督と呼ばれる木戸辰也の生涯をえがく
2023/08/24
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