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天涯の花

天涯の花

天涯の花

作家
宮尾登美子
出版社
集英社
発売日
1998-01-16
ISBN
9784087743098
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天涯の花 / 感想・レビュー

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のりこ

宮尾さんの作品らしい、静かに頑張る女性の話。現状を受け入れざるを得ない生い立ちと環境が、物の溢れる現代からは想像し辛いが、毒のない純文学の良さが滲み出ている。時々こういう作品が読みたくなる。日本語も美しく、心にジンとしみいる。ただラストがちょっと物足りない。衝撃を要求する現代人の悪いくせかもしれない。

2015/02/05

ニノユキ

施設で生まれた珠子の20歳までの人生と恋愛。山での生活。最初の1ページ目から一気に読める気がしたけど、実際2日で読んでしまった。宮尾登美子の世界の中でもドロドロが少なく爽やかに読み切れる一冊。

2015/01/25

豆ぐみ

面白かった。昭和20年生まれの珠子の15歳~20歳の話。新聞連載だったせいか読みやすく、感情移入してさくさく。まあ、途中にでてくる東京の憎まれ女の方が自分とは親和性が高い気もするが。時代と、剣山の山腹の宮司の家、という設定で、今の便利な生活とはかなり隔たってるのよね。

2015/01/12

Yoshie S

キレンゲショウマの時期だなぁというところから行き着いた物語。 去年の朝ドラ「らんまん」の要素を感じたりしながら。 なかなかのボリュームですが、さらさらと読み進めることができました。珠子がどんな決断をするのかが気になり、9章はドキドキしながら頁を 繰る手が止められませんでした。 四国は未踏なこともあり、剣山に登ってみたくなりました。

2024/08/14

こけこ

孤児となり、施設で育った少女が山岳にある神社の養女となり・・・。読了後の余韻がかなりあり、その後を考えずにはいられない。珠子は素直で純粋な子。幸せになってほしい。剣山に行ってキレンゲショウマを見てみたい。

2024/07/26

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