あなたがほしい je te veux
あなたがほしい je te veux / 感想・レビュー
はるま
図書館の除籍本で頂きもので積読本 初読作家 本作はデビュー作品であり、第22回すばる文学賞受賞作 同時に第120回芥川龍之介賞ノミネート作品 主人公のカナは同性の瑠美を愛する傍ら設計士の男性とも友でありそれ以上の男女の関係を持つといった不思議な関係性「必要とされること。その身を委ねられること。存在の価値。護りたいと感じさせる対象。自我を忘れさせるほどに。それは、献身ではなく、恵沢でなどあり得ず、慈悲のどとは畏れ多く、揺らぎがちな自信を補完してくれるであろうきょう共生。」〜引用 不思議な世界観の物語だな
2022/01/29
チェス
なんとも言えない独特な感じ。好きだなぁ。 図書館本。
2019/06/13
30
「抱く」か「抱かれる」かに拘る感覚がぐさっときた。
2011/10/02
m!
短い平易な文なのにくどい。べらべらよく喋る理屈っぽい少女趣味な文体が欠点だと思う。おしゃれっぽい小道具や知識を盛り込んでいるけど田舎臭い。着想や内容は悪くないだけに勿体ない。下品な喩えを承知でいうなら器量は悪くないのに服装の趣味が悪く、薹が立ちはじめた女性って感じ。
2011/05/06
P
女のくせに女に欲望を感じてしまう主人公カナの静かな葛藤を、男友達とのやりとりや、一般的な家庭を築いている同級生との絡みで丁寧に浮き上がらせる。官能シーンも盛りだくさんだけども、何だか退屈。恋の相手が回想や手紙でしか登場しないからかもしれない。
2010/02/08
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