楽老抄 1 ゆめのしずく
楽老抄 1 ゆめのしずく / 感想・レビュー
新地学@児童書病発動中
田辺聖子さんのエッセイ集。タイトルにあるように老いをテーマにしたものが多い。どの田辺さんの本にも、ユーモアと優しさと明るさがあり、読むたびに心が晴れやかになる。ユーモアは笑い、優しさは思いやり、明るさは上機嫌と言い換えても良い。上機嫌というのが田辺さんの作品のキーワードかもしれない。酸いも甘いも知りつくした筋金入りの上機嫌。いやいや筋金という硬い感じではなくて、しなやかな上機嫌と言った方が良いのかも。田辺さんの本がある限り、年をとるのも悪いことではないと思えるのはうれしいことだ。
2012/09/10
こけこ
読みながら、気持ちが解れていきました。歳を重ねるのも、悪くないかも!
2019/07/03
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