忌まわしい匣
忌まわしい匣 / 感想・レビュー
きら
愛する夫と幸せな日々を送っていた女の家に突如現れたモノたちが次々と語る、13の猟奇的な物語。ホラー短篇集。 この人の作品とはいつもなぜか波長が合わなくてなかなか読む機会がなかったのだけど、久々に読んでみたらやっぱりダメだった。作風が近い、SFを基調としたエログロナンセンス全開ホラーの旗手である小林泰三の小説は大好きなのに。雰囲気は似ているのだけど、ある部分が決定的に違うんだろうなあ。あくまで個人的な感想に過ぎないけど、この人の描くグロは表面をなぞっているだけに思えてしまって、中身が感じられない。
2013/04/19
金平糖
E。
2017/07/22
warimachi
久しぶりに手に取って表紙が建石修志っぽいなと思ったら、建石修志だった。
2024/09/01
gu
妄想についての妄想と物語についての物語と。文体に明確な意図が感じられるのが(一定以上に成功している)幻想小説の定義になるのかも。端正なスプラッターはむしろ読んでいて気持ちが落ち着く。
2014/06/08
pomota
SFとホラーが入り交じった短編集。毒電波だったり、肉体損壊だったり、妄想だったり、古代の戦士だったり……。色々ありました。
2012/11/18
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