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沙羅は和子の名を呼ぶ

沙羅は和子の名を呼ぶ

沙羅は和子の名を呼ぶ

作家
加納朋子
出版社
集英社
発売日
1999-10-26
ISBN
9784087744309
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沙羅は和子の名を呼ぶ / 感想・レビュー

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ままこ

ミステリアスな中に切なさと優しさを含む短編集。『天使の都』やるせない話かと思ったけどラストは心温まる。『商店街の夜』私もあの芸術家の幻想的で心動かす作品を見てみたい。もしかしたら何処かで見れるのかもと期待してしまう。『オレンジの半分』はこの短編集の中ではちょっと毛色が変わってたけど意表をついて面白かった。1番印象に残ったのはタイトル作『沙羅は和子の名を呼ぶ』不思議系サスペンス。こっちを選んでいれば…と思うことは色んな面で私もあるがこんな感じに陥ったら恐ろしいな。不穏さが渦巻くが読後感は良い。面白かった。

2018/10/10

美登利

表題作は少し長めの短編小説ですが、なかには掌編ともいえる作品も。どれも少し奇妙で不思議な物語でした。加納さんはミステリー作家さんなのですよね。ほのぼのと温かい気持ちになる(ささらさや)シリーズを読んだ人にとったら、意外な一面を感じるのかもしれません。私は「フリージングサマー」が良かったかな。あんな悲しい現実、とうてい有り得ないと思える忘れること。でもどこかに記憶から消してしまいたい、その悲しみの壺に蓋をしたいと思ったらあるのかも。表題作も有る意味残酷な冷たさを感じました。

2016/08/27

ゆきちん

10話入った短編集。話の長さは様々でほんの数ページのものも。ジャンルもファンタジーなのかミステリーなのか共通するのは不思議な雰囲気。詩を読んでいるような美しい文章と相まって摩訶不思議な世界観からひねったラストへ。タイトルからして不思議でしょう?読めば意味がわかるのだけれど。

2018/05/17

ぽろん

前から、何となく、気になっていた、一冊。表題作の長編かと思っていたら、そうではなく、ちょっと、不思議な雰囲気漂う短編集でした。表題作は、少し、後味が、悪くて虚しかった。それより、前半の短編の方が、期待していた展開で、好きです。花盗人は、たったの四ページでしたが、パンジーの一件は、思わず、苦笑です!

2015/06/12

ゆかたん

気になる話が沢山あった。商店街のシャッターのペンキのお話が好き。

2014/11/26

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