働く女
働く女 / 感想・レビュー
taiko
タイトル通り、いろいろな職種の働く女性の短編集。 ひと昔前のストーリーばかりでしたが、さらりと書かれる文章が読みやすく面白かったです。 百貨店外商部、一般事務、コンビニ、古本屋、フリーライター、女優、エステティシャン、呉服店、元銀行員、ラブホテル店長。 なかなか悲惨な話もありましたが、著者の手にかかるとその悲壮感はあまり強く感じず、淡々と読み進めることが出来ました。 みんな頑張ってる。これからも頑張って行こう!今はそんな気持ちです。
2017/09/03
秋製
タイトルがテーマの短編集。 登場人物たちは、実際にどこかにいそうな感じの人たちばかりでした。 私も最近「働く女」になったばかりだけど、ある女性の不安や他にも共感することがありました。逆にえ~!と思ってしまうような女性が出てきたりと中々興味深く読めました。
2014/03/17
hiromura
読みながら私も長いこと「働く女」だなぁ、そろそろ「働かないの」になりたいなぁなどと思ってしまった。呉服屋と女優と、シロガネーゼに憧れている主人公が嫌い。ラブホテルの話が良かった。
2015/04/06
ばいきんまん
群さんが書く女性の話、つい読みたくなる。綺麗ごとじゃなく、「これが現実!」と思うような環境も。環境に対してうんざりする話と、女本人に対して溜息をつきたくなる話と。10人の女性たちはそれぞれ全く違う事情や立場だけれど、思い込みながら・疑問に思いながら・奮闘しながら...「彼女らは生きているのだな」と思える一冊。働くって、人間関係抜きには出来ないから大変だよな。
2013/02/20
沖田直子
「だからおやじはイヤになる」にめっちゃ共感。ホントにおやじって存在は腹立たしい。人の話は聞かない、自分本意、自分ではイケてると勘違いしまくりの下らないギャグ、加齢臭。自分がオバサンと呼ばれる歳になっても、おやじの扱いには日々悩ませられる(涙)最後のラブホテルの話もよかったな。
2015/11/08
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