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ネバーランド

ネバーランド

ネバーランド

作家
恩田陸
出版社
集英社
発売日
2000-07-05
ISBN
9784087744637
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ネバーランド / 感想・レビュー

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りーぶる

素晴らしい作品でした。高校生の男4人の友情物語。皆がそれぞれ問題を抱えていて、しかもそれがとんでもなくヘビーで、胸が痛くなったし、一緒に泣きたくなりました。言葉を尽くす訳でもない、喧嘩もしつつ悪ふざけもしつつ、確実にお互いを救い、友情を深めていく様子は涙なくしては読めませんでした。何で飲んで吸ってるんだという疑問もありますが、食卓を囲む様子はとても楽しそうです。この時期ってしょうもない事が面白いんですよね☆ずっと続く友情が育まれたのでしょう。この冬休みの間に。おぞましい記述もあるのに清々しい読後でした。

2015/03/14

あおい

男子校の寮で四人の生徒がクリスマス〜年超しの数日間を過ごすところを描いた作品。恩田作品は好みが人によって分かれがちだがこれは万人にオススメできる。語り手の美国の出会いと別れ、磊落に見える寛司の両親との関係、デキる男・光浩の暗い過去、落ち着きのない天才児・統の未来への展望。思春期は決して爽やかなだけの時ではなく、そこには甘さも冷たさも混じり合う。少年期はいつか終わってもその思い出は永遠だ。途中にサスペンスチックなエピソードが大いに盛り込まれているがとにかく読後感が爽やかなのがいい。他愛のない会話が愛しい。

2019/03/05

えむ

ど田舎にある男子高校の寮「松籟館」。冬休みになり殆どの生徒が帰省するが、美国、寛司、光浩の3人が残っていた。通学組の統が加わり告白ゲームが始まる。それぞれの事情、隠していた過去、トラウマが語られる。恩田陸初読。確かに人にはいろいろな秘密がある。私には告白ゲームはできない。読後感がいい作品でした。848

2013/08/10

Yuna Ioki☆

男子生徒四人が親や教師などいわゆる大人の監視なしに寮で過す年末にしてははちゃめちゃ度が少ないかも。火の始末とか防犯の面からしても誰も大人の監視なしで居残りはありえないだろう^_^;例外はあるとしても、単なる進学校なだけの学校で寮に入るだけでも家庭になにか問題があるんだろうなと想像つくけどね。

2013/10/29

人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA

よくできた作品でした。四人のキャラもめっちゃ立っていました。ディープな過去を持つ四人だったけど、最後に希望が見えてよかった。恩田陸さんは『文章が上手い』との前評判で読みましたが、その通りで大変読みやすく分かりやすかった。いいねぇ★★★★★です。

2013/06/07

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