誰も知らない「赤毛のアン」 背景を探る
誰も知らない「赤毛のアン」 背景を探る / 感想・レビュー
ベルるるる
モンゴメリーは「赤毛のアン」以降のアンシリーズは、書きたくなかったんだね。ちょっと悲しくなるアンの物語の背景。
2015/12/22
たくのみ
生活のために「アンの続編」を不本意ながらかかざるを得ない苦悩、 保守的な夫の嫉妬があったというのは衝撃。 また、当時いたはずの東洋系移民の描写がないのは不自然。 そこから、モンゴメリの世界観についても推察してゆく。 日本の開国で、日本の文物が世界に流れ出し始めた時代背景。 当時のカナダ文化への影響についても言及。トリビア知識だけでなく、植物、自然、人々から見えてくる「アン」とプリンスエドワード島が、いとおしく、生き生きと見えてくる。
2014/08/06
ペルー
実際は2000年に読みました。読書記録が出てきたので追加。赤毛のアンはものすごく好きで、よく読んだけど実際知らない事も、忘れていることも多く、また作者の苦悩も少しわかった気がする。
アルパカ
ドラマ「アンという名の少女」をシーズン3まで見終わったので再読。ドラマで先住民の人達のことやマシューの農場で働くフランス系のジェリーが出てきたけれど、当時の社会状況として本当はどうなっていたのか気になったので、その部分をもう一度読んだ。プリンスエドワード島はイギリスがフランスに戦争で買って奪い取った土地。島の名前も州都の名前も英語名に変えた。先住民族ミクマック族も当時はプリンスエドワード島にも住んでいたが原作には全く描かれていない。ドラマはそういった点を含めリアルに描いていた、と言える。驚いた。
2022/06/20
サティ
赤毛のアンは、作者の理想とする生き方だったのでしょうか。『険しい道』も読みたくなりましたし・・『青い城』も読んでみたいです。書くことへの意欲がすごい人だと思います。憧れます。
2013/08/05
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