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天狗殺し (完四郎広目手控)

天狗殺し (完四郎広目手控)

天狗殺し (完四郎広目手控)

作家
高橋克彦
出版社
集英社
発売日
2000-06-26
ISBN
9784087744729
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天狗殺し (完四郎広目手控) / 感想・レビュー

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こおり

完四郎(2) 幕末色が強くなってきた。井伊大老のやり方に憤慨する由蔵は、この国の先行きを案じ、世の中の動きがわかる瓦版を出したいと考えた。そのためには…と言うことで、京の情勢を探りに向かった完四郎と魯文。今作は、旅の道中や京都で起こる事件が中心となっている。挿絵はもちろん東海道五十三次。帰りは木曽街道ね。相変わらず完四郎が一人であっさりと謎解きしすぎではあるけれど、そういうキャラ設定だし、それぞれの事件も特色があったのでまあ楽しめたかな

2014/06/14

ムク

広目屋シリーズ第二弾。前作との一番の違いは、完四郎と魯文が江戸を飛び出した点。動きがあって変化に富む一方で、由蔵の出番が少なく、完四郎の広目屋としての手腕を発揮する場面も減って前作の個性的なテイストは薄れた感が否めない。せっかくの新キャラ・お杳ももう少し活躍させて欲しかったな。★★★☆☆

2013/11/20

あいべきん

これは短編集でいいんですか?長編を区切っただけのようですが。にしても一つ一つが短すぎて、私の鈍い頭では理解が追いつかないまま終わってく…って感じです。まぁ、読みやすいんですけどね。それだけかな。

2019/01/02

広目屋香治完四郎と仮名垣魯文の凸凹コンビの道中記。それぞれ25ページ前後の短めの事件ばかり、全12編収録。京都情勢の取材に出発したはずが、京都へ行って、すぐに帰ってきたという感じの慌しさで拍子抜け。坂本龍馬も同行するのですが、龍馬である必要はないといおうか、沖田総司でも岡田以蔵でも代用が利きそうです。もう一人の同行者のお香も、蘭学医志望の美女という美味しい設定なのに何とも雑な扱いなのがもったいない。気軽に読書を楽しむにはうってつけなのですが、全体に薄い内容でしていろいろと残念な一冊であります。星3つ。

2016/01/24

星落秋風五丈原

広目屋の藤由の居候・香冶完四郎は、尊皇攘夷で激動する京の情勢を瓦版で知らせるという企画のために、戯作者・仮名垣魯文と、京に向けて旅立つことになった。二人と同行するのは、土佐へ帰るという坂本龍馬と、京都の蘭学者広瀬元恭の時習堂に入門することになっている江ノ島の女医師・お杳。四人を待ち構える怪事件とは…。

2004/08/06

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