夢の中の魚
夢の中の魚 / 感想・レビュー
kei302
『パーフェクト・クオーツ 碧き鮫』で“変態”呼ばわりされていた洪敏成が活躍・・暗躍・・する作品だと記憶していたが、違った。洪の情報収集活動の話に絡めて、相棒のパクの過去が少しずつ見えてくる展開。洪がパクをスカウトするときの「君の還る海は僕がいる海だ」さすが、洪。で、この後、パクはどうしたのでしょう。書いてないのですよ..。断ったような記憶があるけど、違ったみたい。 魚の例えや詩的な描写がステキな作品。 この頃の集英社の編集の人がずっと担当してくれていれば…。
2021/01/10
扉のこちら側
初読。2014年1084冊め。鉱物シリーズの脇役、洪が主役。日韓漁業協定に絡んだ諜報戦の短編集。著者の前職故に目の付け所が抜群。洪に対しては結構な強気に出る葉山も面白い。
2014/11/23
み
実際にもあるんだろうか?あるんでしょうね。洪さんが、軸の短編集でした。葉山さんの側からとは、ちと違う印象を受けました。平和が一番です。
2021/07/17
香穂
鉱物シリーズでは脇役(でも印象は強烈だった)洪とパクコンビがメイン張っていて楽しかったです。特に言っていることと心の中の呟きのギャップに黒さが見える洪が…!! ちょい役で出てきた葉山が、本編より可愛く見えるのは気のせいでしょう。
2009/06/10
kanae
このシリーズは政治色はあまり感じさせず小説として面白いのだけど、色々と考えさせられることが多い。洪は本編で「韓国のためなら何でもやる男」と記されていたけれど上からの指示に盲目的に従うわけではない。何が国のためになるのか、そこに自分の信念があるのだと感じた。安易なナショナリズムが自国のためになるわけではない。自分の信念を保つためにはもっと勉強しなければならないと痛感させられます…ちょこちょこ出てくる葉山とのやり取りが微笑ましかったです(笑)
2017/08/02
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