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アウト トゥ ランチ

アウト トゥ ランチ

アウト トゥ ランチ

作家
篠原一
出版社
集英社
発売日
2001-04-26
ISBN
9784087745245
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アウト トゥ ランチ / 感想・レビュー

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茶坊主

登場するのは、ほとんど10代の男の子。 母親の存在になんとなく息苦しさを覚えている少年が、母親を殺すところから話が始まる。 偶然知り合った少女と一緒に、死体を空き室の冷蔵庫に隠す。 その死体を発見して、そっと観察し続ける少年。自分も母を殺して、冷蔵庫の死体を入れ替える少年、写真を撮る少年、冷蔵庫の死体をキーワードに、10代の危うさが描かれる。 が、後半になってくると、誰が誰だったか、 分からなくなり、どの話も似たり寄ったりに 思えてくるのは、10代が既にはるか昔のことになってしまったせいなのか??

2016/06/26

こっぺ

死体がつなぐ連作集。そのリンクが面白い。「サマータイム」が普通の?青春小説のようで好きだった。「アウト・トゥ・ランチ」「アイル・リメンバー・ユー」に出てくるコジマが好き。【図】

2011/09/19

祐樹一依

あまりにも静かで、刹那的な行動原理の元に、倫理とは掛け離れた言動を繰り返す少年たち。誰が見ても「マトモではない」のに、誰かしらの心の奥底にも潜んでいるのかもしれにあ、とふと思ってしまいそうな狂気の数々。8年ぶりの再読ですが、当時感じた「面白さ」を思い出すことが出来ずに無念です。恐らくは僕が本書に登場する「大人」側の人格が強く主張してしまっているからなんだろうなあ・・・。本当、コドモゴコロって刹那的。

2010/02/08

さこ@灯れ松明の火

歪んでいるけど冷静で…いや、歪んでいるからこそ冷静なのか…読み終わって、これはどんな人間へ読んで欲しい内容なんだろうと考えた。罪を犯してしまった人か、これからしてしまいそうな人か…。微かに繋がる殺伐とした物語。“アウト・トゥ・ランチ”と“サマータイム”が好き

2008/12/13

再読。この人の小説をたまに思い出しては無性に読みたくなるのだけど、もう長いこと新作を発表されてないんですね。

2015/06/27

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