インコは戻ってきたか
インコは戻ってきたか / 感想・レビュー
tama
図書館の書棚から 男と女のお話ではないところが気に入った。ルポ風小説みたいに見えるけど違うし。そんな簡単に和解などしてたまるか、というのも好き。ある意味非常にマジメな文化論(同じ作者の「弥勒」など)でもあると思った。女性的なものの見方でもないし、果たして作者は本当に女性なのか?とまで思ってしまうほど。
2013/11/22
星落秋風五丈原
地中海の真珠キプロス島を取材で訪れた編集者の響子とカメラマンの檜山。取材を進めるうちに惹かれあう二人だが。たった6日間の極上の恋。 なんでキプロスの紀行文を出版したんだろ?と思っていたら、この作品のため の取材旅行だったのかぁ、と納得。 この人の描く女性ってどこか乾いている印象あり。冷めている、というのと も違う、あくまでも、乾いている、という表現が似合っているような。 次作はボルネオのジャングルが舞台だとか。また取材にゆくのかなぁ。
2006/01/06
ゆき
★★★☆☆:働く女性であり妻であり母である主人公が抱える等身大の悩みや葛藤、それにキプロスという国が抱える複雑な問題をわかりやすく詳細に伝える筆力はさすが篠田さんだと思った。でも、カメラマンとのラブロマンスとそこからの話の悲劇的な展開はありきたりでチープで篠田さんらしくなく、読後感を台無しにしてしまったように思う。
2015/10/24
nyangle
地中海の東端、トルコの南の島国キプロスが舞台。リゾート地として紹介すべく取材に訪れた女性誌編集者(女)とフリーランスの写真家(男)とが、この地でどうこうする話。舞台であるキプロスの政情を説明するような文章が多くて、なかなかストーリーが展開しない。いやしかし篠田さんのことだから、どこかから怒涛の冒険活劇が繰り広げられるに違いない! とか思いつつ読み進めていったら終わってた。あれ? 『弥勒』『コンタクト・ゾーン』『インドクリスタル』なんかに魅了されたボクにとって本作はぶっちゃけ、ハズレでした。
2018/10/30
dra-wrappin
このような海外ルポモノを書いたら、やは。一級品だ。サスペンス要素も多く、人間関係の深みもある。にしても、女性の性欲ってわからない…
2018/08/24
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