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今夜 誰のとなりで眠る

今夜 誰のとなりで眠る

今夜 誰のとなりで眠る

作家
唯川恵
出版社
集英社
発売日
2002-12-13
ISBN
9784087746181
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今夜 誰のとなりで眠る / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

自由奔放な生き方で、多くの女性達に愛されてきた秋生の死。訃報を耳にした旧友達の胸に波紋が広がり、やがて皆が築いてきた穏やかな生活が変わり始める。独身で妻子ある男性と不倫を続ける真以子。二人の子供と夫と暮らしながら、浮気に明け暮れるじゅん子。離婚して初めて自分にとって何が大切だったかに気づく七恵。そして秋生の子供を身ごもった協子。

2003/02/08

きゃらぶ

主な登場人物視点で場面がコロコロと変わり頭の中で整理しながら読んだ。いい加減な男(?)秋生に惚れてしまう気持ち、わかるなぁ。男からも慕われたりして魅力的なんだろうな。細かな女心がよく書かれていて良かったけど、恋愛相手を身近で済ませ過ぎな所が気になった。

2014/05/11

そのぼん

一人の男性を巡る女性たちの物語。果たして秋生の魅力はどこまでのものだったのか…。もう少しその辺の描写があってもいい気もしましたが、女性たちの心情の描写が細やかで、面白かったです。

2011/09/03

イタリアンでこちん

ジャケ買い当り!女心と言う深く謎めいた湖に、高瀬秋生の死と言う石を湖に投げ込んだら、その波紋が五つの方角に同心円状のさざ波となる、その波は緩やかにそして穏やかに五人の女の心をゆらゆらと。波となった秋生は全て女の心の中の回想として登場します。一度葬った遺きモノを別の所へ葬り直すこと。まるで女たちの心の改葬。流れに任せて自ら選択をせずに依存した女達が、亡き人の遺志に導かれる様に自分の意志で選択し、前に向かって歩き始めます。真以子への電話「どうしたの、彼」「死んだわ」で始り、真以子の心理描写でエンディング 続

2009/12/18

あゆ

切ない大人の恋の行方。秋生に惹かれる自分がいた。15年も会っていなかった、秋生。きっと忘れたと、協子の確信は、奇跡にかわった。すべてのエピソード、言葉が心に残る。最初から最後まで涙がでっぱなしの小説も久々だ。他の人の感想は、この小説に関しては気にならない。秀作。大人のアナタにおすすめしたい。私は、いつの日か本を持って出て行くだろう、この本はその中の一冊だ。

2012/10/21

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