KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

サウンドトラック

サウンドトラック

サウンドトラック

作家
古川日出男
出版社
集英社
発売日
2003-09-05
ISBN
9784087746617
amazonで購入する

サウンドトラック / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

iku

なんともエネルギッシュな小説でした。小笠原の孤島に漂着した少年と幼女の、野生に導かれた道行き。2008年や09年と過去なのに未来…、それともパラレルワールドか。熱帯化が進み、不法移民や地下住民が跋扈する無法化した東京都下。地名や町並みが実際に沿っているのが、歪みとリアリティを共存させる。正義は野生の導きにのみ宿り、そうでないものを駆逐し、東京を奪還する…。なんとも奇想天外で、終末の世界観なのに、野生の揺るぎなさに爽快感すら感じました。柴田元幸さんがここから古川日出男に入ったとのことで、手に取った本。

2015/05/04

なつめ

読了後にジワジワくるものがある。登場人物もみんな個性的で惹かれます。しかし、ヒツジコのダンスはともかくトウタの音楽が死んでいる必要はあったのか?と思ってしまう。生い立ちを下敷きではなくスクリーンにすることには成功していますが…。

2011/04/05

ろびん

誰も彼も狂ってんなあ……。

2019/12/17

warimachi

何気に初古川。劇作家もやっている人だからなのか、「場面」の力が強いなあと感じた。大暮維人あたりが漫画にしたらハマるのではなかろうか。終盤駆け足というか力尽きたふうなのが残念。

2019/11/01

orangepelican

神楽坂界隈の細かい舞台設定が非常に面白かった。あの界隈を知る人は読んでみると良いかも?ストーリーとしてはイマイチ理解できないことも多々あるのですが、文章としての表現力には感嘆しました。特に「ガール」たちの描写が印象に残った。好きな人は好き、という感じで、万人受けする小説ではないと思いますが、読み応え十分でした。

2014/07/13

感想・レビューをもっと見る