水滸伝 11 天地の章
水滸伝 11 天地の章 / 感想・レビュー
榊原 香織
全19巻の11 ”人は、たやすく死ぬし、なかなか死なない。死んでもおかしくない者が生き、死ぬはずのないものが死ぬ。それは、死ぬ時が決まっているからではないのか” 作者の死生観かな?
2021/12/02
Y2K☮
原典の水滸伝に一つ疑問がある。梁山泊に集う男たちは一〇八の魔星の生まれ変わり。だが中心人物の一人である彼がその中に含まれていないのだ。キューバ革命の英雄であるゲバラがキューバ人ではない様に、彼もまた革命を助ける為に思いがけず導かれたイレギュラーな存在だったのか。そして古今東西、こうしたカリスマの周囲では暗殺計画が起こる。まるで彼らの眩い光、抗し難い魅力を無意味に汚す事が理不尽な人生への復讐であるかの様に。誰の為にもならない一本の矢。刹那でも暗い喜びに浸れたら満足。史文恭。この男だけは名を見るだけで不快だ。
2016/12/19
扉のこちら側
初読。ツートップの対立。晁蓋に矢が。
2013/07/13
藤枝梅安
青蓮寺の李富の雇っている殺し屋・史文恭は老齢のため、怪しまれずに移動し潜入することができた。梁山泊軍は平原の城郭を攻め、難なく攻略した。その前に城郭に潜入した史文恭は城郭を占領した梁山泊軍に接触する。晁蓋は史文恭に興味を示し、劉唐と楽和を史文恭の家に向かわせ、梁山泊への入山の意思を確認させようとする。3人の息が詰まるような会話。一夜明け、劉唐は史文恭を軍営に連れて行き、晁蓋と対面させる。晁蓋は史文恭を従者の一人として側に置くようになった。史文恭は晁蓋暗殺をいつ敢行するのだろうか、ハラハラする。
2011/03/26
calaf
久しぶりに読んだ水滸伝シリーズ。誰か読んでいる人がいるみたいなのですが、なかなか回って来ない... (^_^;;; それにしてもこの結果は...
2014/04/30
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