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奇跡

奇跡

奇跡

作家
岡本敏子
出版社
集英社
発売日
2003-11-26
ISBN
9784087746723
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奇跡 / 感想・レビュー

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金城 雅大(きんじょう まさひろ)

謙介の強すぎる男性性描写に辟易しながらも、それを丸ごと包み込み受け容れる笙子の女性性、いや人間性に感動。人はああも他者に対して寛容になれるものなのかと、畏敬の念すら覚えるほどだ。それが数々の有能な男を惹きつける魅力にもなる、まさに奇跡。

2016/11/13

由美

建築業界の話でしたが、人物や人物の周りの設定が緻密でした。読み終わって、作者の「岡本敏子」さんの紹介のページで、「岡本太郎の養女」と書かれていて、「あ、知ってる」と叫んでしまいました。

2012/06/21

ぽん

フィクションとノンフィクションの間を行きつ帰りつ

2011/07/07

Pino

岡本太郎さんのことを更に知りたくて、読みした。 過激な性描写に気を取られがちですが、官能シーンに出てくる(太郎さんがモデルの)謙介の言葉を読んでいると、「性交渉=エロイ、いやらしい、下世話、俗っぽい事」という、刷り込まれた概念が消えていき、嫌悪したり、変に特別扱いするようなことではなく、純粋で神聖な生き物の営みに感じられてきました。 その意味(=読者である私の官能への概念を変えたという意味)では、この小説も、やはり「芸術」なのだと思いました。 文庫版のよしもとばななさんの解説も読んでみたいです。

2021/03/28

pepin

受け入れる喜び 男の人柱になろうと思った

2015/03/10

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