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水底の森

水底の森

水底の森

作家
柴田よしき
出版社
集英社
発売日
2004-02-26
ISBN
9784087746877
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水底の森 / 感想・レビュー

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あつひめ

自分の気づかないうちに二重三重の罠にはまってしまったような気分。不幸が不幸を呼ぶとでも言うのか。全うな暮らしをしようと思いながら跳ね返されるようにどんどん幸せから遠ざかってしまう。こんな生き方・・・いや・・・生かされ方もあるのだろうか。570ページ2段書き。その中には幸せとは程遠い女の一生がこれでもか・・・ってくらい書き込まれていて。それを追う男たち・・・。風子の生きる力は男の命を吸い上げるようなカマキリを思い描いた。1冊に収まっているものを借りてしまったけど、上下巻に分かれている方がよかったかな?

2011/08/20

calaf

魔性の女っているのかなぁ...という話?人間誰でも一人で生まれ、一人で死んでいくのは事実でしょう。でも...

2013/11/16

ペトロトキシン

不幸な女というのは現実世界にも居るもので、そんな時はどうして同じ人ばかり不幸になるのだろうといつも思ってしまいます。そんな不幸を背負った女の物語。本人が意識していなくても、彼女に関わると周りも不幸になるのがもの悲しい。

2014/10/07

星落秋風五丈原

顔なし殺人 を捜査する刑事要は、あるきっかけで容疑者の女風子と逃避行を始める。かつて入った風俗店で本番をやった女性は、本名を風子と名乗った。その女性の部屋で顔がつぶされた死体があり、更にもう一つ死体が。それは高見風子という女の愛と憎しみを辿ることだっ た生きるのが怖いから、愛し合う。死ぬのが怖いから、愛し合う。けれど、どんなに愛し合っても最後はひとり。男と女の愛憎を描き、人間性の根源を問う、ノンストップサスペンス

2004/03/20

ぶんこ

途中で、かなり前に読んだ本とわかりました。 分かった途端、救い難い内容だったと思い出し憂鬱に。 風子、要と、破滅に破滅にと寄り添っていってしまう負の連鎖は、周りも、読者も断ち切りたい、そっちにいくのはやめて!と言いたかった。「嫌な事はできるだけ考えない。 それが多恵にとって最大の防衛手段だった。」・・・私も、考えない、知りたくない、それが自己防衛だな〜と。

2014/01/21

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