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降臨の群れ

降臨の群れ

降臨の群れ

作家
船戸与一
出版社
集英社
発売日
2004-06-25
ISBN
9784087746914
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降臨の群れ / 感想・レビュー

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takeshi3017

インドネシアのアンボン島を舞台にイスラム原理主義者とプロテスタント過激派の血で血を洗う抗争を描く。この本が描かれたのはアメリカがイラク戦争を始めようかという時、アルカイダがテロを起こしていた時だ。当時は世界情勢が大きく動こうとしていた時であり、イスラム教徒を多く抱えるインドネシアでも大きな動乱が起きても不思議じゃなかった。そのため読者には異様な臨場感と迫力をもって伝えられる。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou10135.html

2020/12/03

takehiro

宗教の対立というのはなくならないのでしょうか。

2011/06/23

kiji

舞台はインドネシアの小さな島ですが、物語はまるで現代社会の縮図のようです。対立するイスラム教徒とキリスト教徒、暗躍する武器商人、テロリスト、諜報機関、そして極め付きは傍観者にしかなれない日本人。下手なドキュメント番組より分かりやすかったです

2011/04/15

藤枝梅安

「歴史が歴史のつけを支払わないかぎり、私のような人間は必ず現れる!それは2度や3度じゃない、永遠に現れると思って欲しい!そして、歴史のつけは絶対に支払われることはない!」 主人公に語らせた、いや主人公がテロリストの言葉として聞いたという一節が作者の小説の根底を流れる主張であろう。

2009/12/01

新山下

インドネシアのアンポン島内乱の悲劇を描いた物語。上下二巻でもいいような長編で登場人物も多い。本文の前に現地の地図があるが、むしろ主要人物紹介のリストが欲しかった。登場人物の殆どが殺害され、最悪の人物と善良な日本人が生き残るが、悲劇に変わりはない。

2014/07/09

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