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金毘羅

金毘羅

金毘羅

作家
笙野頼子
出版社
集英社
発売日
2004-10-05
ISBN
9784087747201
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金毘羅 / 感想・レビュー

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Roy

★★★★★ 第16回伊藤整文学賞 迫力が凄い。勢い良く流れ出る文字文字文字。最初の一行目なんて、それだけで引き込まれてしまう。とにかく圧倒される精神世界。

2008/10/29

るか

★★☆☆☆「なんべん言ったら判るんだよ。私は御山様の子。」この世が生き辛いのは、自分が金毘羅だから。と語る女の生い立ち、家族関係を怒号の勢いで聞かされている感じ。かなりしんどい。恐らく半分も理解できなかったが迫力には圧倒された。作者の脳内はどうなっているのだろう…。

2016/01/14

ミツ

「我は神、我は幸い、その名は金毘羅、我執をも叶える、鰐と翼の神。」 自らを金毘羅と称す私の一代記かつ国家、家族といった共同体に否を突き付け極私の祈りに権力へのカウンターと自由を見出す記録。 単なる私小説に留まらず記紀神話の現実とも妄想ともつかない蘊蓄、ラウ゛クラフトばりの幻想ホラー描写、饒舌体で語られる皮肉と哄笑の言葉の奔流に只々圧倒されるばかり。 真摯に自己を見つめ血肉のように選び出された言葉によって紡がれたこの物語に心を動かさずにはいられなかった。 境界領域の作家、笙野頼子の集大成といえる傑作

2010/01/11

Miss.W.Shadow

なんだ私も金毘羅だったのか

2010/11/06

はちはち

オカルト?私小説? ただ私はこのような切り口で、これは私そのものだと、癒してくれた作品に出会ったことがないもので、かなり戸惑っています。

2014/07/31

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