酒気帯び車椅子
酒気帯び車椅子 / 感想・レビュー
ぜんこう
物語半ばのヤクザが家に来てからは読んでるのが本当に辛かった・・・本当にらもさんの本なのかと疑いたくなるくらい。 でも、そこからは怒涛の展開である意味ハッピーエンド・・・表紙が車椅子の解説のようになってるおかげでイメージできて良かった。 でももっと単純に笑える話が好きやなぁ。
2018/12/23
ふじみどり
スーパーデーモンカーターボgtロイヤルサルーンを彷彿させる表紙絵、見たまんまの内容だった。事件や大乱闘そのものよりも妙に甘い家族団らんシーンや事後のふっきれ具合など底知れぬ闇が背後から迫ってくるようでスリルがあった。とはいえ最後までコメディ路線を外れず、はちゃめちゃでいて主人公も小市民の粋を出ず、残酷ながらほほえましい。なんとも憎めない作品だった。
2012/10/24
ちょん
前半は、よくあるサラリーマンの話でのんびりと進んでいく。後半に入り、いきなりのハチャメチャ具合。スピード感もアップして、拍車をかける。暗い状況でも、明るく前向きに生きよう(たとえ復讐が目的としても)とする小泉。支える親友のやっちゃんとガーリック。「ガダラ」とは違う面を見られた中島さんで、嬉しい。遺作。
2012/09/12
みゃーこ
これぞらもさんワールド
しまうま
中島らもが本気でエンターティメントすると、こんな素晴らしいものになるのかと驚いた。元々、アホなこと書きつつもテクニカルな面をすごく大事にもしてる人だとは思っていたけど。本書はJ・ケルアックもびっくりするほどの展開力で進み、セックスとレイプ、重火器と戦争、おまけに家族愛まで盛り込まれている。痛快すぎる一冊。らもさん、ありがとー。
2012/09/12
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