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焦痕

焦痕

焦痕

作家
藤沢周
出版社
集英社
発売日
2005-02-04
ISBN
9784087747454
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焦痕 / 感想・レビュー

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tom1969

人の心の汚れをリレー形式で繋ぎ、ゴールは輪廻の様に誰が生きているのだか解らなくなった。それは、それで良いが、「藤沢」の世界は全てが曖昧な境界にいる。なかなか達成感を与えてくれない作者です。努力が足りないのでしょう、もう少し頑張ろう。

2016/04/26

...

藤沢周の文章が好きだ。鋭く、無駄がないのに比喩が豊富なのだ。絶版なのが惜しい、傑作短編集。みんなイライラしとる。そういえばプチプチ最近見ないな。

2014/06/29

いのふみ

虚と実の間に落とし込まれたり、書いてある通りなのか妄想なのか、それすらも分からなくなってくる。最後の方の短編になってくると、シュールなまでに壊れていく。しかし、これは幻想文学としてではなく、日常から異相へずれ、破綻していることこそが現実であり、リアルなのだ。この人にかかれば、みんな怒ってるんだろうな。

2020/05/25

ゆうき

なんとなく芥川賞受賞作家縛りで図書館から借りてきた中の一冊。期待していなかったのに面白かった。11の短編なのだけど、前話と少しずつ繋がっていて、最後の「無辺」が最初の「焦痕」と繋がるのでぐるっと輪が閉じた。生きている中でどうにも上手く行かなくて苦しい、精神ギリギリな感じの話ばかりだが、ちょっと怖い要素があって、「世にも奇妙」のような面白さ。

2014/09/25

遠い日

050805【読書ノート/ひとことメモ】おもしろい。人の生の外側と内側。

2005/08/05

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