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本当はちがうんだ日記

本当はちがうんだ日記

本当はちがうんだ日記

作家
穂村弘
出版社
集英社
発売日
2005-06-24
ISBN
9784087747669
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本当はちがうんだ日記 / 感想・レビュー

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れみ

歌人・穂村弘さんによるエッセイ。やたらネガティブで妄想力逞しくて可笑しかったけど、たまに、ああ〜分かるわ〜と共感してしまうところがあった自分がちょっと怖い。あと、あとがきの最後の歌が…わがはつもののしらがはなげ^^;

2015/04/13

あつひめ

私もあだ名がなかった子供の一人です。そして友達をあだ名で呼べない引っ込み思案でした。なんか…昔のこと思い出してしまった。心の中にはいくつもの本当と嘘がいりまざってるのが人だと思う。こうじゃないんだけどなぁなんて少しユーモア交えた内容で楽しめた。

2013/08/22

めろんラブ 

可笑しゅうてやがて哀しき・・・という印象のエッセイ集。本当はちがうんだって、こんなもんじゃないのにって、心の中でつぶやいて、もんどり打って。でも思うように変われない。”素敵レベル”は低いまま。中年なのに、自意識の海で溺れ、ちっちゃいことを気に病んで・・・あぁ本当にもう中年なのに、「永遠の青年」すぎる穂村さん。奥様がいらして、きちんとお仕事をされていても、地獄の汁(=エスプレッソ)を啜りながら、終わりなきモラトリアムを生きる苦悩を著して欲しいなぁ。私にとっては、紛れもなく確かな救いなので。

2010/01/19

pino

今回も笑わせて貰いました。穂村さんとはちょっと違うが、(私の場合)透明なケースの中で自転車をこいでる人形(ピエロが多い)の一生を思うといたたまれなくなる。クジラと大王イカは毎夜どこかの海で戦っていると思い込んでいる。怖い(父の場合)スカイダイビングをしている人達の映像を見て「ほう。人間は、手足を広げると飛べるんか」感心していた。ある日、冷蔵庫から変な音がしたので、製氷ケースを覗くと、色のついた氷が不完全な形でゴロゴロ。「オレンジ味の氷が食べたかった」と父が白状した。鼻毛は抜いてたけど白くはなかった。ああ。

2012/06/26

紫 綺

「怖い」とか「不安」とかいう言葉がやたら出てくる。でもお話はとても面白い。身の回りの何げない出来事が、劇的なドラマのようなエッセイに生まれ変わっていく。作者がネガティブに表現していることが、不思議とポジティブな話に感じてしまう。自虐的なわりに人生を楽しんでいるように見えるし、ある意味うらやましい。

2010/11/23

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