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首輪物語

首輪物語

首輪物語

作家
清水義範
出版社
集英社
発売日
2005-11-25
ISBN
9784087747836
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首輪物語 / 感想・レビュー

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NAO

【戌年に犬の本】『首輪物語』は『指輪物語』のパロディ。登場人物に合わせた犬種の選定にセンスを感じるが、『若草物語』と『細雪』を合体させた(どちらも四人姉妹)『パウダー・スノー』ともども、話のオチがちょっと微妙だった。ただ、名作をこのようにパロディ化する発想の豊かさと軽妙な言葉遊びは、作者ならではの才能だと思う。ティンカー・ベル目線の『ティンカー・ベル日記』、『ロビンソン・クルーソー』をドキュメンタリー化した『プロフェッショナルX』は、結構面白いと思った。

2018/04/11

Tadashi_N

パスティーシュの懐は大きい。トールキンからロビンソンまで。

2021/08/27

Our Homeisland

大好きで非常に高く評価している作家の短編集を読みました。面白かったです。いろいろなタイプの短編が入っていました。これぐらいしか読まれていないのが本当に残念ですし、この人の評価がそれほど高くないのがいつも不思議です。今回も「あいかわらず縦横無尽に遊びまくっているな。」という感想なのですが、細かいところで遊び方が非常に高度で素晴らしいと思います。そのことは、抜群の評価の作家である村上春樹と似ているようにも思います。遊びすぎという人ではあるので、村上春樹と同じぐらいの評価を、とまでは言いませんが、もうちょっと。

2023/04/03

inugamix

古典的名作の換骨奪胎、がテーマの短編集かな。わりと、というかかなり大味かつ薄味。この装画で巻頭に表題作だと大長編に決まってるのに短編集だったとこが一番笑った。パロディ・パスティーシュにしろ人間ドラマにしろ、清水氏のなら読み応えのある本が他にいくらでもあるので、最初にこれを読んで??となった方は凝りずにぜひ他のもお読み頂きたく。

2014/11/14

ペミカン

時々読みたくなる馬鹿馬鹿しくもいとしい清水ワールド。 パウダースノーって「細雪」かな?若草とのコラボ、なるほど。 どれもオチでほんとにガクッとなりました^^

2013/10/15

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