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はるがいったら

はるがいったら

はるがいったら

作家
飛鳥井千砂
出版社
集英社
発売日
2006-01-05
ISBN
9784087747928
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はるがいったら / 感想・レビュー

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chichichi

完璧主義だけど人付き合いが苦手な姉と、思うことがあっても何でもまぁいっかーと納得しちゃう弟と、犬の物語。私も弟がいるので、自分たちの姉弟関係と比べてしまう。仲良しなところはうちも同じ。そしてそして、ハルとの場面は涙なくしては読めない。昔飼ってたワンコを思い出しました。お話の雰囲気、終わり方がなんだかとても良かったです。

2015/06/23

taiko

『チョコレートの町』がすごく良くて、気になっていた作家さん。こちらもものすごく良かった。静かに、でも、案外ドロドロと話が進むことに、まんまとハマってしまいました。園の気持ち、行の気持ちが、手に取るようにわかり、世代も違うのに、かなり感情移入して読んでいたかも知れません。当初は、もっとはるの話があるのかなと思っていましたが、はるの脇役っぷりにびっくり。でも、さらっと書かれていたはるとの思い出のシーンには、やっぱり泣かされました。我が家の犬は7歳。いつか来る日を思い、ぎゅっと抱きしめてしまいましたね。

2015/10/17

takaC

章見出しを置くのなら、目次も置いて欲しかったな。

2012/01/30

あつひめ

小説すばる新人賞受賞作。飛鳥井さんは、心の中の砂粒のような気持ちをわかりやすく表現してくれる。老犬の存在は自分の成長を目に見える形で表している。長い間には親の離婚や再婚、進学、恋愛様々なことが起きる。自分では完璧主義言と言う姉。でも、それは完璧とは違う融通の利かない臆病者でもあったりして。自分を押し殺しているような弟。周りからは遠慮し過ぎと思われても、特に意識した訳じゃないかもしれない。なんでもそこそこできてしまう得なようで損な性分。老犬の死で自分達が大人になったことに気づいた二人。二人の春はきっと来る。

2011/06/04

りえこ

最初、語り手が交互に変わるのに慣れなくて読みにくかったけど、だんだん面白くなりました。主人公の姉弟の、性格がうまく描かれているなと思いました。こういう考え方や感じ方するの、よくわかる。最後の方の、ドライブ3回のメンバーや雰囲気が、面白かった。

2014/01/15

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