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鬼に喰われた女 今昔千年物語

鬼に喰われた女 今昔千年物語

鬼に喰われた女 今昔千年物語

作家
坂東眞砂子
出版社
集英社
発売日
2006-10-26
ISBN
9784087748291
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鬼に喰われた女 今昔千年物語 / 感想・レビュー

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はちてん

今昔物語に材をえて坂東真砂子流にアレンジした霊異短編集。(読む前に芥川龍之介を意識してしまった)怖いといえば怖いけれど説明的な表現が余韻をもたせず、こちらの想像力を萎えさせる。平安という時代背景はイメージ出来たのに恐怖の質が現代的かもしれない。鬼とエロティシズムを結びつけた表現は著者らしい部分だろう。登場人物のパワフルさが気持ちよい作品もあった。

2014/08/04

リッツ

鬼と女はやはり切っても切れない?いや男女の業というべきか。短編集、あらゆる闇から生まれる物の怪、どこまでも深くて暗い物語。

2015/11/26

ぱちお

今昔物語を読んでないので今度読んでみようと思う。平安の人は奔放だったんだね。「油壺の話」はひどいなあ。

2015/08/18

名駿司

★★★☆☆ 妖が跋扈できた時代、今昔物語を素材にした短編集。禁断のジャンルに手を出したかと焦るほど、冒頭の一篇は官能的。エロス有り純愛有り母性有りと、いずれも女の情念が軸となる話。妖と艶と書いて妖艶と言うが、そんな作為的なものではなく、もっと原初の感覚が新鮮だった。しかしこの著者の『喰う・喰われる』『死ぬ・殺す』という表現は、つくづく独創的だ(『子猫殺し』エピソードの真相 http://renzaburo.jp/bando_memorial/)

2018/10/24

tama

図書館本 坂東シリーズ 正直この方が何をしたかったのか分からない。坂東今昔物語を作りたかったのか?だとしたら形ばかりが今昔物語で、「作者ならではのナニカ」はほぼ感じられない。残念。

2015/12/12

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