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欲しい

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作家
永井するみ
出版社
集英社
発売日
2006-12-15
ISBN
9784087748338
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欲しい / 感想・レビュー

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散文の詞

前半から中盤にかけて、だいたい登場人物が出揃って、それぞれの相関関係もわかってきたら、いきなり「え!?」この人が死んじゃうの?って展開です。 事故なのか事件なのか、その真相を探っていくことになるのだけど、当然読者のは前半の壮大な前ふりと言うか、伏線のおかげで、いかに露見していくのかを読む事になります。ところが真相は…。 読み終わった後の爽快感はないけど、面白く読めた。 実際のところメールからはもっと情報が取れると思うし、警察の視点でみると、別の角度から解決されるんだとかかれていて、納得した。

2020/01/22

優希

面白かったです。それぞれが悪いことをしているせいか誰にも共感できません。そこが面白いところなのです。この発想はないよねと思わされました。バラバラのパズルのピースが急激にはまりだすからこそでしょう。

2023/07/08

taiko

不倫中の派遣会社社長由希子、派遣社員のシングルマザーありさ、派遣ホストテル、ありさの元夫優也、由希子の恋人会社役員の久原。 それぞれが少しずつ、微妙に関わり合う中で、ある死亡事故が起こった。… 不倫、DV、シングルマザー、派遣ホスト、生活保護など、身近ではなくとも、興味のあるテーマばかりで、面白く読みました。 ありさの真実に驚かされます。 裏切られたような気持ちになりますが、後味の悪さもこの本の醍醐味だなと思いました。

2017/12/29

milk tea

由希子のように強く生きてるように見える独身の中年女性こそ寂しさの埋め方を知らないのかもしれない。ありさと優也の社会をなめた感じ。テルの腹黒さ。「欲しい」ね…、なるほど!!

2019/07/13

らむちん

人材派遣会社を経営し、妻子ある男性を恋人に持ち、合間に派遣ホストに癒しを求める由希子。展開が面白く、先を急いで読んでいたら見事に騙された。やっぱり永井するみさんは面白い。「欲しい」かぁ・・・。誰しも自分の欲が一番ってことね。

2017/07/21

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