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楊令伝 3 盤紆の章

楊令伝 3 盤紆の章

楊令伝 3 盤紆の章

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2007-10-26
ISBN
9784087748901
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楊令伝 3 盤紆の章 / 感想・レビュー

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納間田 圭

替天行道の真新しい旗🏳が掲げられ、地鳴りのように声が上がった。ついに…我らが楊令が梁山泊の頭領になる章。宋…包囲網がようやく完成。北には…遼と金。南には…死ぬことを厭わない百万を超える信徒…宗教叛乱。殺されても殺されても「どじん、どじん」と合唱しながら歩き進む大群。殺し疲れ…やがて踏み潰されていく敵兵隊達…恐ろしさ100万倍‼︎。度人(どじん)とは…生きる苦しみから人を助ける行為を行う時に唱える言葉。そして満を持して…宋のボスキャラ童貫に勅令が下った。北は危険を孕んでいる。南は凄惨なものになるだろう。

2022/09/11

榊原 香織

全15巻の3 北宋末期、北には金、南は宗教内乱  子午山の牧歌的な生活描写が好き。 中国人のある種憧れでもあるんじゃないかな? 田舎で丁寧な手作り生活してる人気ユーチューバーいるし

2021/12/25

Y2K☮

白衣を纏いし虚無の教祖・方臘。教義としては菜食を唱え、己は生肉を食う。ひとりひとりの信徒を抱き締めつつ、彼らが十万や二十万死んでも戦に勝てば三倍になると断言。そこにあるのは強大な権力を倒したいという野心。他方、北で旗を掲げた黒衣の太陽・楊令。戦場では鬼と化すが塞に戻れば同志ひとりひとりの命を無駄にしない、共に戦ってくれと兵に語り掛ける。そこにあるのは苦しむ民を救い、腐敗を免れぬ国のあり方を変えんとする志。この世は辛いから虚無に身を委ねて楽になる? 或いは無意味な人生だからこそ意味を見出せる様に生きてみる?

2017/09/28

りー

楊令、梁山泊に帰還。圧倒的な支持で迎えられる。…ただ、梁山泊の思想と楊令の描く国の姿って、一致するのかな??と不安になる。参謀の呉用は、教祖様の側近として信用を勝ち得るも、教祖様自身の迷いの無さに惹かれてしまってこちらも心配。

2024/07/02

calaf

梁山泊が敗れてから何年経ったのか...とうとう楊令が立った!微妙に不思議な人物に思っていたけど...そう思わせるのが著者の作戦だったのか???

2017/01/12

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