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萌神分魂譜

萌神分魂譜

萌神分魂譜

作家
笙野頼子
出版社
集英社
発売日
2008-01-05
ISBN
9784087748994
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萌神分魂譜 / 感想・レビュー

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rinakko

再読。個人が純粋にただ祈る(=プチ信仰)境地から、 “いる、と信じられる絶対唯一の他者” “原点、定点となる他者” “もうひとりの私”(=分魂)としての神を見出す話へ、個人の信仰のテーマが更に押し広げられていく。プチ信仰があってそこに分魂もいてくれる、不思議な大らかさ。…にしても、“姫”を愛してやまない“俺”(客人権現)が、酒に溺れ続ける“姫”を救うために姿を現すところ、笑ってしまって凄く好きだ。床から生えてみた、って。しかも台所。萌神だから“生えてみた”で合ってるのだろうけれど。(めも フォイエルバッハ

2019/11/21

ホレイシア

多くは語るまい…というか、一人でにやにやしながら読むものだと思う。この表紙と中身、最初は落差があるような気がしたが、実はそんなことはないのであった。年々変貌を遂げてゆく作品に、まだついていけるか私、という緊張感を持って読める貴重な作家である。満足。…あ、またもや印税払いませんでした、すみません。

2010/09/13

Qfwfq

ハイテンションで駆け抜けた金比羅みたいな疾走感はないけど、萌神と主人公の愛の系譜を暖かく見守った。

2011/04/30

とよかわ

笙野頼子初体験だったんですけど、まったくいみがわからないのに最後まで読んでしまったふしぎ

2010/03/30

葛井 基

神話は起こりうる現実の集大成なのだ。 前三部作へのオタクたちの反応へのアンサーソングかと思いきや。 神と作家が語らう、魂の会話。美しすぎる心象。

2016/05/26

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