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歓びの娘: 鑑定医シャルル

歓びの娘: 鑑定医シャルル

歓びの娘: 鑑定医シャルル

作家
藤本ひとみ
出版社
集英社
発売日
1994-06-01
ISBN
9784087750164
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歓びの娘: 鑑定医シャルル / 感想・レビュー

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紅香@本購入まであと9冊

もう収まりがつかないのだ。だから待っていた。この胸を切り裂き真実を掴み出してくれる人間の手を。。鑑定医シャルル第二弾。「トラウマはない」と言ったアドラーが人気。確かに今を生きたい時、過去は関係ない。でもその過去に耐え難い何かが埋まっているとしたら、私はそれを知りたいと思う。シャルルはフロイトサイド。フロイトの人間形成はサスペンスと驚くほどよく合う。特に乳幼児期の母と子の関係性の解釈が興味深かった。すべてはそこから始まる。『人間は皆、自分で自分を支えなければならないんだよ。それが生きることの基本だから』

2017/10/01

深青

シリーズ2作目。シャルルとアデルの攻防を想像すると、そこは美しいんだけど…起こっている事件はかなりエグい。そこにシャルルが切り込んでいくのですが、精神分析の勉強にもなって面白かったです。

2014/10/25

綿

漫画家マリナシリーズに熱中していたころはまだ三人称に不慣れで、大人の本だと敬遠していたまま、10年以上の時を経てシャルルに再開したこと、デュロンのアデルへの言葉に、同じ作家の精神が宿っている、と感じ取れたこと、それぞれへの感動。

2016/09/18

yukarino☆

精神鑑定のサンプリングをしていた娼婦アデルの父親がバラバラ死体として発見され、シャルルも事件に巻き込まれることに。アデルの年齢を見てびっくりしました。わずか12才・・・親は何をしてるんだと思いつつ読み進めると、何とも悲惨な家庭環境で精神が病むも道理だなと同情しました。このシリーズは家庭の在り方が子供に与える深刻な影響を明瞭に描いているのでヒヤリとさせられます。それにしてもシャルルが母親ぐらいの年齢の女性に簡単に籠絡されてしまうのには苦笑しました。天才が形無しだなぁ。13/74

2013/09/23

ひらく

事件関係者が結構自分から心理を打ち明けてくれるので、もうちょっとじわじわと核心に迫るように物語を楽しみたかったなあという気もしますが、事件解決にスピード感があるのでぐいぐい読めてしまいます。前回のパートナーと別れたことが1行で説明されていたのにはびっくり。さ、さすがシャルル(?)

2012/10/17

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