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望郷

望郷

望郷

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
1990-04-01
ISBN
9784087751406
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望郷 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

苦手な北方謙三、老犬3部作。前作は未読だが完結編を一気に読了。『望郷』とは巧いタイトルをつけたものだ。和也の母・里子が「何が起きてるか、ここへ来た意味も知らない」と言いつつ「あの子(和也)に何もしないで」と頼む姿が切ない。刑事・高樹、いかにも一匹狼を思わせる。事件を呼び寄せる男なのだろうな。これぞ『ハードボイルド』と云うのか?ここまで腹の括った刑事はなにかと遣り難かろうな・・部下でも上司でも夫でも私ゃごめんだ!(笑)結局、高樹の行きつく先はあの時の横浜、和也の父・幸太の待つ場所なのだろうさ。

2016/03/23

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