あなたに褒められたくて
あなたに褒められたくて / 感想・レビュー
SOHSA
《譲受本》今から24年前に知人から戴いた本。当時、題名にある「あなた」が母親のことだとはすぐにはわからなかった。別の知人に「男にとって褒められたいあなたとは母親のことだろう」と言われ、そんなものかなと思っていた。あれから長い時が過ぎ、50代も半ばを迎えた今、本棚の奥から取り出して再読した。あの頃は感じられなかった心の機微が年を経たせいか、素直に胸に響いてくる。健さんの穏やかな語り口が、静かに聞こえてくる。苦悩やためらいや喜びや、その時々の健さんの心の声が聞こえてくる。
2015/09/05
福蔵
自分にとって「健さん」は、「任侠」の人ではなく、「幸せの黄色いハンカチ」の人だった。思いがけない訃報に驚き、その人となりに触れたくて手にとった本。予想以上にいたずら好きで、行動的で、情愛深い人だった。タイトルにもなった「あなたに褒められたくて」は読んでいる時に自然と涙が煽れて止まらなかった。
2014/12/09
happykyo55
高倉健さんがご逝去され、ふと著書に触れたくなった。思っていた通りの心優しく気遣いのできるお人柄でした。お仕事柄でもあるけど旅がお好きなようで、旅とは、なにか別れを決意させたり、新しい感動に出会わせてくれたりするんですよね。のお言葉通り、今も旅の途中なのかもねと感じさせて頂いた。ご冥福をお祈り致します。
2015/02/07
白い雲。。
お母さんとの話、ぐっときます。思い立ったら抑えられない熱い気持ち、スクリーンから伝わっていたなー。
2014/12/12
Takahiro Terui
弔意もあって購入。高倉健主演の映画自体最近のモノしか見た事がなく、お亡くなりになったニュースの取り上げ方が凄まじ過ぎて、素晴らしい俳優なんだろうけど実感がないのが正直なところ。ニュースなんかでコメンテーターがしゃべるエピソードから忖度するに、高倉健という俳優を演じきってお亡くなりになられたとすると、この書籍の話に納得!素晴らしい俳優や女優は、別人格を自らの体内に取り込み、入り込めるのだろう。と、すれば高倉健という人間の本体は何色にでも染められほど、純粋で純朴で真っ白な人柄が書籍から伝わってきた!とりあえず
2014/11/20
感想・レビューをもっと見る