ファイアボール・ブルース: 逃亡
ファイアボール・ブルース: 逃亡 / 感想・レビュー
オーウェン
桐野さんがプロレス好きというのは初めて知ったが、刊行は1995年なのでプロレス人気がK-1に押され始める時。 人気レスラーの火渡と、新人で全く勝つことが出来ない近田。 この2人を中心に行われる女子プロの興行を描いていく。 ライバルの存在から、それに関連していく死体の謎。 そして謎の真相からレスラーとして臨む試合。 桐野さんとは正反対な作風の空気であり、熱さや青春といった要素が映し出されていく。 ラストを敢えて近田の試合にしており、初勝利なるかというクライマックスで締め。
2020/11/26
ろこぽん
火渡さんは神取忍を思い浮かべながら読んでたらホントに著者は神取忍をイメージして書いたようです。火渡さん、男らしくてかっこいいよ。神取さんは議員になってちょっと路線おかしくなったよね。
2018/08/18
mamapu
プロレスの事はほとんど知らないけれど、上下関係については想像し易かった。ただ殺人事件が起こっているのに、素人が捜査して警察が出てこないのが疑問っちゃー疑問。でも火渡はめっちゃ格好良かったかな。
2015/04/29
Wanibe
桐野さんの中では異色の女子プロを舞台にした作品。娯楽作品としてはそれなりに楽しめる。作者あとがきによると「女にも荒ぶる魂がある」ということを知ってほしいとのことだけれど、そんなことは当然知っている女である私としては、あとがきを読んでちょっとがっかりしてしまった。
2010/12/04
s
桐野さんだから、と興味の無い女子プロレス物だけど読み始めたら面白くて。あとがきに神取忍さんがモデルと描かれていたので検索したらヒミコは北斗晶さん。イメージがはっきりして気持ちの良い読後感になりました。
2017/10/04
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