KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

小美代姐さん花乱万丈

小美代姐さん花乱万丈

小美代姐さん花乱万丈

作家
群ようこ
出版社
集英社
発売日
2002-12-13
ISBN
9784087752335
amazonで購入する

小美代姐さん花乱万丈 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ねむねむあくび♪

NHKの朝ドラのようなお話。産まれた時から始まって、苦労も苦にせず、明るくたくましく生きて行く小美代こと美代子。後半は都合のいい展開が増え、水戸黄門のドラマのようだった。マイペースに我が道を進む美代子が痛快。一気に読めて面白かった。

2013/03/31

そうたそ

★★★☆☆ 大正生まれの小美代姐さんの一代記。見た目は決していいとはいえないが、たいそう器量が良い。どんな時も明るく気丈に振る舞う小美代には、人を惹き付ける魅力があった。順風満帆とはいえない人生でも、不幸もはね返すような気丈さで生き抜く姿はとにかく勇ましい。群さんのユーモアも随所に見られる面白さで淡々と描かれているが飽きることがない。こういう女性像は今ではすっかり古いものとなってしまったんだろうなあと思う。そういう意味では大正、昭和、平成を経て女性観は随分と変わったものだ。

2017/12/31

星落秋風五丈原

大正14年1月5日、産婆も仰天するほどの巨大な赤ん坊が浅草に誕生。美代子はある時父親に連れられて行った『提灯がいっぱい下がってて、大きくてきれいなおうち』に一目惚れ。長襦袢を着たきれいな女の人の存在や父の「お母さんにはここに来た事を言ってはいけない」発言でその場所がどこか、すぐに見当がつく。父親が「2時間ほどで帰ってきた」くだりや、美代子の感想「お父ちゃん、来る前よりきれいになった」などが、駄目押し!「クスリ」どころではない怒濤の爆笑ロードが始まった。

2003/02/09

hiromura

大正14年生まれの美代子が好きで選んだ芸者の道。東京大空襲などの激動の時代を歩んできた小美代の50歳まで。自分の母と同年代ながら知らないことばかり、興味深かった。

2016/03/20

森の猫

小美代姐さんのあっけらかんとしてて、明るく強く頼もしい物語。 「向い干支」と言う新しい縁起物を知りました。こう言うの好きだなぁ。 物を処分して暮らすを目指しているのに。干支の置物とか増やしちゃいそうで、実にまずいです。

2014/06/21

感想・レビューをもっと見る