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さくら日和

さくら日和

さくら日和

作家
さくらももこ
出版社
集英社
発売日
1999-07-16
ISBN
9784087752540
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さくら日和 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

本作は冒頭から、作者さくらももこ先生が離婚された報告で幕をあけるスタートですが、中身はやっぱりいつもの抱腹絶倒エッセイでした。本作も相変わらず「父ヒロシ」は素晴らしい活躍?で、読者にステキな笑いを提供してくれます。「お母さん」も変わらず、お元気なようでいくつになっても引き続き、作者である娘を叱り続けているようです。「お姉ちゃん」のクールぶりも健在で、やっぱり『さくら家』はこうでなくてはと期待を裏切りません。さくら先生の息子さんが、自分の母親が「さくらももこ」かどうか疑い、気づき始めてきており、笑えます。

2018/10/06

nyaoko

冒頭より、離婚のお知らせ。言葉少なくてもいかに大変だったか吐露されている。当時の報道を記憶しているけど、本当に苦労されたんだなぁと思い出す。そして、自分の会社に友人であった賀来千香子さんのお兄さんを引き抜く話は本当に辛い。「私が死んだら遺作フェアで安泰ですよ」なんて、シャレになんないよ、さくらさん(泣)それでも、一人息子と家族への思いや、信頼を寄せる人々へのサプライズなんて、まさにちびまる子ちゃんの世界そのもの。止まらないわ、さくらももこ再読が。

2020/02/03

大福

このエッセイは1999年に発行されています。「お兄ちゃんのスカウト」では交流のある加来千賀子さんのお兄さんを、プロダクションにスカウトするお話。口説き落とす時に【もしも今ここで私が死んでもプロダクションには印税が入るんです】と【私が死んだら、書店では一応、さくらももこ遺作フェアというのをやってくれるでしょう】と…まだ病気になる前の元気なさくらももこさんがお兄さんを口説き落としたエピソードが…まさか19年後に現実になるなんて。もうこの可愛らしいイラストも癖のある字も新しく生まれることはないんですね。

2018/09/09

R

文章で読む「ちびまる子ちゃん」といった感じだけど、よりリアルというか、生々しい感じがすごくよかった。やる気があるのかないのか、力の入れどころが間違っていそうな感じが実に心地よくて、言葉選びと絶妙な外しが最高に面白かった。天才だ。離婚してすぐに出されたエッセーだったようで、幼い息子を心配する話しとか、今となってはすごくしんみりしてしまうけど、面白おかしく、でも悲しみがあってと、笑い泣きしてしまいそうな文章山盛りで、大変よかった。

2024/09/19

おかだ

昔『もものかんづめ』を読んで笑い転げた記憶があり、図書館で手に取った。無性に笑いたい気分だったんだけど、それほど笑えず。ほのぼの愉快、といった具合。言い間違いのやつと、お姉ちゃんと浄水器分解するやつが好き。旅行とか大掛かりな企画モノより、笑える日常系のやつが好きだな。子供の言葉遣いは注意したほうが良い。祖父母に「死ね」言うのはさすがに笑いが引っ込むレベル。

2018/02/24

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