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インターセックス

インターセックス

インターセックス

作家
帚木蓬生
出版社
集英社
発売日
2008-08-05
ISBN
9784087753868
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インターセックス / 感想・レビュー

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ゆめ

エンブリオを読了後 すぐにこちらを読了。とても読みやすくグイグイ引き込まれた。インターセックス の意味も初めて知り 岸川院長の最後もこれしかないよなとは思いながらもハラハラさせられ 久しぶりに大作を読了した感があった。

2018/02/12

あかは

読みきったのが喜びとなる読書でした。医療物が好きなのですが、これほど重厚で、新しく知ることが嬉しく、主人公に好感が持てるものは初めてです。勿論、ミステリー要素はあるのですが、あくまでも主軸は医療。すべてが明かされる最後は圧巻でした。これこそが小説!と感じました。出会えて感謝です。

2018/01/24

さっこ

性同一性障害のように自認する性が体の性と違うような「こころの性」ではなく、染色体や性に関する体の機能が一般的に違う人を描いた作品。非常に重く苦しい内容で考えさせられました。親の気持ち、本人の気持ち、医者としての探求さまざまな考えがあることは分かります。でもやっぱり一番は本人が本人らしく、男とか女ではなく一人の人間として堂々と前を向いて生きて行ってほしいということを願いました。

藤枝梅安

舞台は「エンブリオ」から5年後。サンビーチ病院長・岸川は産婦人科医・髙木が被告になっている公判で弁護側証人として証言する。法廷には、かつて髙木の指導を受けた秋野翔子がいた。公判後、秋野は岸川に挨拶する。この小説の主人公・秋野の登場である。市立病院に勤務していた秋野を、岸川はサンビーチ病院に引き抜くことに成功する。赴任直後、秋野はドイツに出張し、インターセックスの集まりにオブザーバーとして参加する。インターセックスに苦しみ、それを乗り越えようとする人々の姿を目にして、日本でも同様の集まりを作ることを決心。

2010/09/30

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

何年も前に前作「エンブリオ」を読みましたが、かなり前なのでほとんど内容を覚えていなかったけれど、これだけでも楽しめました。インターセックスって言葉をここで初めて知りました。性同一性障害とは違う第三の性。しかも1万人に一人の割り合いという確率。親も子も苦しむだろうし、医師としては本人の思いを尊重する翔子先生のような人が理想だけど、現実の中ではどんな感じなのだろうか・・。個性として尊重され、もっとインターセックスの人が過ごしやすい世の中へとなって欲しいと願うばかり。

2018/01/30

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