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斗棋

斗棋

斗棋

作家
矢野隆
出版社
集英社
発売日
2012-06-05
ISBN
9784087754070
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斗棋 / 感想・レビュー

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外道皇帝

設定は貴志祐介「ダークゾーン」のような、人間がゲームの駒となって戦うというもの。浅沼宿で博徒の徳兵衛一家と彦左一家が争っていた。その決着を人間将棋である斗棋でつけるというもの。ストーリーの勢いだけで読ませることは読ませるんだけどキャラがもうちょっと深く描かれているといいんだけどなあ。

2012/09/04

まー

戦国小説というよりは、男同士のガチンコ小説ですね。舞台は九州、久留米に近いので地元贔屓の私にはおあつらえ向きの小説でした。将棋のルールは全くわかりませんが、とりあえず人間将棋、一対一の真っ向勝負のすさまじさはすごく伝わってきました。力強く壮烈、しかもスピード感溢れる戦闘描写、それでいて読みやすい。こういう一気読みできる小説を書ける矢野さんの作品、大好きです。

2014/12/18

三田主水

人間将棋というギャンブル漫画的ゲームと、それに相応しい面白バトルの数々、そして何故このような殺し合いが展開されなければならなかったか、という仕掛けはなかなか面白い作品。しかし、バトルやキャラクターの描写の薄さが残念。特にテーマ的部分を全てセリフで書いてしまうのは…

2012/08/13

あまのっち

ある宿場町の博徒達の抗争争い。将棋の駒に人をあてがい対局をし、互いの駒がぶつかった者同士が対戦して勝負をつける話。「また殺戮ものか~」と思ったが、対局に合わせて一対一の戦いなので人物の強さが強調され、将棋を知らない私でも面白く読めた。前半まで誰が主人公なのか分からず読み進めたが途中から勇次に落ち着いた。今までの中では蛇衆の次に好きな本かな。

2012/06/18

保山ひャン

江戸幕末、博徒がその勢力争いを将棋で決着つけようとした。ただし、この将棋、各駒に人間が割り振られており、駒がぶつかったとき、どちらの駒が残るかは、人間の決闘の結果による、まさに人間将棋。軍人将棋もあわせたようなルールで、忍法帖のような面白さがあった。本書の主人公は争いのときに逃げてばかりだった男。果たして彼は生き延びられるのか。話が人間将棋の裏の話になってから、ややトーンダウンか?それでも興奮の物語だった。

2017/02/06

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