レディ・マドンナ 東京バンドワゴン
レディ・マドンナ 東京バンドワゴン / 感想・レビュー
hiro
東京バンドワゴンシリーズ第7弾。今、古書店といえば栞子さんのセブリア古書堂になってしまいますが、老舗の東京バンドワゴンもあいかわらず、日常のミステリとLOVEが溢れています。いつものお約束、朝食の場面で始まり、仏壇前の紺とばあちゃんの会話で終わる、春夏秋冬の短編4編。でも朝食のシーンに鈴花ちゃん、かんなちゃんの席決めが増えました。堀田家の人たちの隠れた才能にはいつも驚かされますが、今回は亜美さんが昔ドラマーだったとは。コウさん真奈美さん夫婦に真幸ちゃんが生まれ、また登場人物相関図が複雑になりますね。
2012/06/30
文庫フリーク@灯れ松明の火
藤島社長の新たな呼び名「ふじしまん」に爆笑。年齢差はあれど、ふじしまんが花陽と結ばれるのも有りですね(本気で思ったり)よくぞこれだけ多い登場人物操って、笑いと涙の物語紡げるものです。しかもまだまだ増える登場人物(爆)ドラマー亜美さんの男前っぷりや、ありったけのLOVEから出た嘘に付き合う、優しく粋な仲間たち。けれど今回は表題作「レディ・マドンナ」くるみちゃんの流す幸せの涙、光平の男気に全て持って行かれました。龍哉とくるみ、そしていずれ帰国してくる光平に幸多かれ。『Q・O・L』先に読んで大正解でした。→続く
2012/09/01
エンブレムT
「読む順番・・・よーし!」「登場人物の相関図・・・ん?・・・よ、よーし」そんな感じに読み始めに確認作業をしつつ、シリーズ7冊目に突入です。珍品を一冊ずつ持ち込んでくる男と、棚の本を丸ごと買っていく男。<ゴッド・オブ・ロック>をバカにした少年と、上京してきたナリちゃんの娘さん。すずみさんの親友と、勘一に名付けられた赤ちゃん。葉山の3人組と、秋実さんの唯一の関係者・・・え?この人達、まさかみんなレギュラー化!?物語の着地点の優しさとは裏腹に、登場人物の増えっぷりが脳内キャパに対して容赦ナシなシリーズです(笑)
2012/12/02
風眠
待ってましたの最新作、いつもと変わらず「LOVEだねぇ」な感じに安心する。大好きな朝ごはんのシーンも、美味しそうで咬み合ってなくて賑やかでホッとする。カフェでは月に何度か「カフェライブ」が開催されるようになって、作り事だと分かっていても、行きたい!ってうずうずしてしまう。今回もいろーんなことがあったけど、ラストでサチが勘一に言った言葉(勘一には聞こえていないのだけれど)、「あなたが生きている限り、あなたの背中は私がみていますよ」に、胸がじんじんじんとした。次はどんな堀田家に会えるかな・・・楽しみに待とう。
2012/08/11
くりきんとん99
巻を追うごとに登場人物が増え、毎回思い出すのに一苦労。でも相変わらず安定感のある、ほのぼのとしたLOVEいっぱいのシリーズ。もともとにぎやかだった堀田家が生まれたばかりと思ってた子たちのおかげでさらににぎやかに。今回もすっかり癒された。次作では「ふじしまん」のエピソードかな?
2012/05/15
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