ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン
ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン / 感想・レビュー
風眠
なんて言うか、私も家族になったみたいな感じで「ただいまー!」って堀田家に帰ってきたみたいになってる。シリーズ10年目、おせっかいで義理人情に厚い堀田家は、あいも変わらずドタバタと温かい。いつもの賑やかな朝食、子供たちの成長、玉三郎とノラとの別れ、時が経てば変わってしまうこともあるし、変わらないこともある。今回はますますパワフルな勘一じいちゃんの活躍が沢山あって「これはまだまだ大丈夫だな」なんて安心してる自分に苦笑い。完全に家族目線だな。終章の花陽の啖呵にしびれた。我南人を「能天気なLOVE野郎」って、笑。
2015/08/08
hiro
最近、毎年春の恒例‘行事’となった堀田家との再会。この『ヒア・カムズ・ザ・サン』は、区切りのいいシリーズ第10巻。正直いって、老舗古書店、美男・美女ぞろいの大家族、そして冬・春・夏・秋毎に必ず起こる謎・事件も、最初の頃と比べると、新鮮味はなくなってしまった。しかし、なぜだか桜が散っていまうと、このシリーズの新刊を図書館で予約をしている。それは、きっと惰性ではなく、昔のテレビドラマのように心地良く、そして安心して読むことができるからだろう。もちろん、この第10巻も十分楽しく読ましてもらいましたよ。
2015/05/30
紫 綺
「東亰バンドワゴン」シリーズ、記念すべき第10弾!!毎日いつまでも読んでいたい居心地の良い読書空間♪またまたメンバーの追加や変更はあれど、昭和テイストの懐かしい人情時間を楽しめて喜ばしい限り。先が見えなくとも、これを読めば救われる♪
2015/06/10
Mumiu
秋の雨の情景、春に読んでいてもすぐ浮かぶ堀田家の秋の庭の様子。今回は一年の最後に結果が出ることを予め覚悟して読む一年。穏やかに流れていく日々のようだったがお正月が開けて動きが出てくる。不穏を纏う役人、転機、誰かを大切に思うからこそ思案する自分の身の振り方。藍子、紺、青とつけられた名前を、今さらながらかの女性に結びつけて思う。陽はまた昇る、空はブルー。花陽の見事な啖呵をごらんあれ!
2015/05/06
たんぽぽ
10年目の東京バンドワゴン…かわいい研人坊やが高校受験かぁ…って思うと感慨深い。時が流れてしまうけど、勘一さん元気でいてね!って思いながら読んでる。 幼馴染が思春期を迎えた頃の淡い想いに家族揃って首を突っ込まれちゃかなわないなぁ…って気がするけど、花陽ちゃんの啖呵が見事なので良しとしちゃう。そいうわいわいがややがバンドワゴンなんだし。次回は花陽ちゃんの恋が読みたいな。
2015/05/11
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