ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン / 感想・レビュー
風眠
東京バンドワゴンシリーズ、11年目に突入。年月を重ねるごとに、変わってゆくもの、変わらないものがあり、最終的には大団円でめでたしめでたし、というパターンも分かっているのに、読み終わりはいつも少し切なくて、少し前を向ける。いつもの噛み合っていない朝食の会話が長くなったな。それが、年月なのだな。勘一じいちゃんのロンドン弾丸ツアー、その行動力と鼻息の荒さ、まだまだ大丈夫だと一安心。それにしても研人、いい男になった。音楽に真剣で妥協しないのは我南人ゆずりで、芽莉依ちゃんに一途で信念を曲げないのは、勘一ゆずりかな。
2016/08/22
hiro
最近この時期は、年1回、花陽、研人、かんなちゃん、鈴花ちゃんの堀田家の子どもたちの成長を楽しみに、土産を持って堀田家に来た、遠くに住む親戚のおじさんの気分になれますよ。今年も美男、美女ぞろいの堀田家のみんなの元気な姿を見れて安心しました。特にかんなちゃんと鈴花ちゃんはますます可愛くなりましたね。研人も男らしくなって頼もしいですね。さあ、花陽の努力が報われることを信じて、来年を待つことにしますよ。今年もいいホームドラマを見ることができました。
2016/06/11
紫 綺
東京バンドワゴンシリーズ11作目。相変わらずの幽霊、堀田サチによる人物紹介に始まるこのシリーズ。世の些事諸問題を小気味よく解決していく。今回は店主、勘一の大活躍が印象に残った。80を越える御大ながら見事な大活劇、いや天晴れ!!
2016/06/26
冴子
今回は朝食シーンが3回もありましたよ。せっかくロンドンに行ったんだから、もう少しゆっくりしてくればよかったのにね。いよいよ研人もデビューが決まり、花陽の医大生姿も近づいてきました。10年経ったのは子供たちの成長で実感できるけど、まあよくこれだけ色々起きること!
2016/10/23
おしゃべりメガネ
シリーズ開始から遂に10年、春の恒例風物詩ともいえる本作は第11弾です。期待を大きく膨らませ、手に取り読み始めますが毎年見事にその期待を裏切ることなく、しっかりと応えてくれるのはホント、見事としかいいようがありません。やはり個人的には小さな頃からその成長具合が書き綴られている「花陽」と「研人」の2人には本当に微笑ましくなってしまいます。これだけ登場人物を増やしても話の軸がブレず、展開が散らからないのはスゴいコトです。いつも温かい感動を与えてくれますが、本作はジンワリと涙する話もあり、純粋に感動できました。
2016/06/05
感想・レビューをもっと見る