デモクラシー
デモクラシー / 感想・レビュー
旅するランナー
国民議員(20歳以上の国民から合計1000人をランダムに選出)による国民議会。国会は解散し、総理大臣は直接選挙で選ばれる。政治システムが変わった、仮想国家日本。さらに地方議会の廃止を推し進める与党と、国会議員の復活を目論む野党との駆け引きがスリリングです。民主主義·直接民主制とは何かを改めて考えます。確かに政治への関心を取り戻すのは、これくらいの改革が必要かも知れません。まずは、この小説を読むことを切っ掛けとして。
2023/07/16
starbro
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は近未来国民議員直接民主制小説でした。設定は良かったですが、盛り上がりに欠けた感じがしました。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/democrasy/
2023/06/26
いつでも母さん
色々と思うところはある。選挙ばかりで選挙の為の政治だったり議員だったりと・・この国を憂う人は多いよね。直接民主制もいいかも・・と思ったり(汗)未来は分らないけれどランダムに選ばれる『国民議員』にオンラインの『国民議会』設定は面白い。それほど今の政治家や国会に期待してないってことか?私はお茶の間で批判ばかりを簡単にしてるけれど、本当に諸々問題は山積みで、この国はどうなっちゃうんだろ・・ちょっと長かった気がする堂場さんの書き下ろし。
2023/07/01
KAZOO
堂場さんの近未来における政治小説です。最近刑事ものよりもこの分野が少し多めになってきた気がします。首相が直接選挙でえらばれ、議員は裁判員制度と同じように20歳以上の国民から1000人がアットランダムに選ばれます。その中で選ばれた大学生の女性主人公が悩みながらも対応していく姿が描かれます。また守旧派である都知事や官僚の動きなどもうまく描かれています。まあ当面はないにしてもこのようなこともあり得ない気がしました。
2023/12/18
雅
ランダムに選出される国民議員制度。選ばれた人が奮闘する内容かと思ったけど、そのシステムを作った人と反対する人との政治的駆引きでした。偶然選ばれた人達による日本改造も読んでみたいです
2024/03/12
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